ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

登場人物紹介と今までのあらすじ

2024年01月09日 | 第28話 スパイとインボウ論とシュン画と親子ゲンカ



 1765年の秋、
英国の冴えないノベライズ作家
ハリソン氏は起死回生の
旅行記を書くために
イタリアへと旅立ち、
フランスでマルセルが
従者として加わります。

 旅の途中では当時の
英国の人気作家トリストラム・
シャンディ氏の正体を知りたがる
人々が知ってるかもしれない
ハリソン氏に次々と
近付いて来ます。

 アヴィニョンまで辿り着いた
一行はホテルの主人一家や
彼らの友人クレールと
親しくなります。
他にもホテルにはクレールの
元恋人で実はべルサイユ
貴族のエクトル氏が
宿泊しています。

 クレールに振られて
心荒むエクトル氏は
クレール擁護派の
ハリソン氏やマルセルへと
好戦的な態度を取り、
ホテル内が一気に
険悪な雰囲気に。

 そんな場所へと
更にはホテルの主人の弟や
孤児院の子供達とその
世話役の修道士達と神父が
翌日の聖マルタンの祝日を
一緒に祝うために
やって来ます。

 その夜、ホテルの中では
様々な人間模様が
繰り広げられるのでした。
 

 ※「トリストラム・シャンディ」は
  18世紀英国の作家
  ローレンス・スターン
  (1713〜68)が書いた
  実在の小説ですが、
  この物語はそれをもとにした
  フィクションです。



  本編開始は今週内の予定です。





この記事についてブログを書く
« 第28話 【スパイとインボウ論... | トップ | 28-1 当たらずとも遠からじ »
最新の画像もっと見る