人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

京都ばなし(その5)

2015年07月18日 | 日記
はるかかなたの

大昔

老婆がまだ

若かったころ

京都はやっぱり

夏は暑く

冬は底冷え

でありました。

そして夏

老婆のなかでは

32度という

数字がくっきりと

記憶されておりまする。

「ああっ、32度なんて!!」

というわけです。

ところが今は

32度はあたりまえ

になって、むしろ

夏では低いほうです・・・

それほどまでに

地球は人間の

「素晴らしい」

「発展」によって

変わり果てました。

いまに

「ふーっ、今日は48度だあ」

なんて

京都の若者が

古本屋ーーあ、もうないかーー

めぐりしながらーーもう、できないかーー

嘆くことがありませんように。