人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

命の理由

2018年02月16日 | 日記

なんという文学的表現!

「命の理由」なんて!

「わたしが生まれてきたわけは

父と母に出会うため」なんて・・・

知人の男性に母を愛せないどころか

母を嘘つき呼ばわりして憚らない人がいますし

実際、そう言われても仕方のない母親だっていまして

不幸な出会いだった、棺を覆ってから初めて

許せるのかも、と嘆いているのです。

そんな人がこの歌をどんな気持ちで聞くのでしょう。

歌はそんな人の心にどう響くのでしょうか。

哀しみか、反感か、諦めかーー

その知人の母は私も知っているのですが

ほんとに「愛情」というものが身辺に漂っていない

そんな気配を感じさせる人です。

珍しいかもしれませんね、こんな「母」は。

さて私自身にしてみればこうなるかも・・

「わたしが生まれてきたわけは

わたしの子供たちに出会うためーー

そして子供とともに広がる世界に出会って

それぞれに生きる意味と価値とに出会うためーー」

いずれにしても

こんな歌をつくるさだまさしの天才に乾杯したい夜です。