なんという文学的表現!
「命の理由」なんて!
「わたしが生まれてきたわけは
父と母に出会うため」なんて・・・
知人の男性に母を愛せないどころか
母を嘘つき呼ばわりして憚らない人がいますし
実際、そう言われても仕方のない母親だっていまして
不幸な出会いだった、棺を覆ってから初めて
許せるのかも、と嘆いているのです。
そんな人がこの歌をどんな気持ちで聞くのでしょう。
歌はそんな人の心にどう響くのでしょうか。
哀しみか、反感か、諦めかーー
その知人の母は私も知っているのですが
ほんとに「愛情」というものが身辺に漂っていない
そんな気配を感じさせる人です。
珍しいかもしれませんね、こんな「母」は。
さて私自身にしてみればこうなるかも・・
「わたしが生まれてきたわけは
わたしの子供たちに出会うためーー
そして子供とともに広がる世界に出会って
それぞれに生きる意味と価値とに出会うためーー」
いずれにしても
こんな歌をつくるさだまさしの天才に乾杯したい夜です。