スマホ、スマホ、スマホーー
高校生の数人と
エレベーターの中で一緒になったら
彼女たち
全員スマホに見入っていて
一言の会話もいたしません。
こんなのはもう
当たり前になって
それがどしたん?
と
不審な顔されるだけですね。
あるお母さんが
小さな子を横にして一心に
スマホに見入ってて
まったく子供との対話もないという
風景もまた
当たり前になって
それがどしたん?
と開きなおられそうです。
ああ、スマホ、スマホーー
人間を支配しきったかのスマホ。
今、存在しているのは
人ではなくスマホか・・・
スマホという怪物に喰われてしまった
人間か。
不思議なのは
難民と言われる人たちも
過酷な状況の中で
ちゃーんとスマホ持ってるってこと。
不思議・・・
どこに支払いするのかな。
もしかすると
一大財閥家みたいな人が
「難民」を作り上げて
スマホの面倒も見てるのかな
と
あらぬ想像もしてしまいます。
それくらい
スマホは地球を覆ってしまいました。
でも
時代は進みますから
昔、家族みんなでテレビの前に座っている
写真を見たことがあるけれど
同じように
「昔、みんなスマホに夢中だったね」
なんて
少し笑われる話になる時が
きっと来るのでしょうね。
それにしても
お母さんの横にちょこんと座ってる
小さな子供よ
あなたのお母さんは
いつスマホから顔をあげて
あなたとお話ししてくれるのでしょうね。