TRITON

自作の不思議な画像とひとりごとと時々ベトナム語のblogです
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陳建一さん亡くなる

2023年03月14日 22時41分40秒 | ひとりごと
料理の鉄人
本名・東建一
間質性肺炎
67歳
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東篭ノ登山からの戻り、除雪されてない林道で遭難しかかった話

2023年03月14日 18時18分00秒 | ひとりごと
初日に黒斑山を登り、翌日は水之塔山と東篭ノ登山を歩いた

山から降りるまでは大禍なかったのだけど
ワカンを携行していなかったので除雪されてなかった林道で地獄をみた話(^_^;)

さて、高峰温泉から帰りのバスが10時と16時しかなかったので
次の日仕事だったけど
16時のバスに乗ることにして
翌日も山に登った
以前にスノーシューで行った水之塔山と東篭ノ登山だ
連日暖かかったが、当日の前夜から雪
登り始めるときにはやんでいて日差しのなかを登った

新雪5センチの下に固いトレースがあるので
アイゼンは持っていたがスノーシューは持たずに登った

思えばこれが失敗だった(^_^;)

トレースの上は普通に歩けるが1歩踏み外すと膝上まで雪に沈んだ
その肝心のトレースは新雪の下に埋まり
なんとなく見えるけど全く見えないところも多かった
ストックで雪を突き刺して固い地面を探りながら歩いた
それでも足周りが軽かったので
水之塔山まではコースタイムで登った
そこから東篭ノ登山へ

今にして思えば
そこから往路を引き返すべきだった

水之塔山からはトレースが薄くなって
足跡のない新雪の上を歩いた
また雪庇ができていて谷側に依りすぎると踏み抜きそうだった
どこを刺してもグリップまでストックが雪に入るところももあった

それでもノーアイゼンで東篭ノ登山山頂まで到着
ここまで誰にも会わなかった
このルートからは自分達しか登っていなかった
そこでお弁当を食べた
ちょっと時間を押していた

ここからは湯の原湿原入り口まで降りて林道を行く予定だった
林道は一時間で高峰温泉に帰られるはずであった

こちらの道にはすでにスノーシューの足跡があった
しかし
雪が軟らかくなって
膝上まで踏み抜く頻度が高くなった
30分ほどで湿原入口へ
そこから林道を行ったのだが

そこが地獄の入口だった

林道は除雪されていなかったのだ!

正午を過ぎ軟らかくなった雪に何度も足をとられた
1歩ごとに足の付け根まで沈むところもあった

これは
バスの時間までに宿に戻れるか微妙だ
いや、戻れるだろうけど
戻ってから温泉に浸かる時間がないかも、と半ば絶望した

高峰温泉までの林道は雪がなければ雪がなければ1時間だが、すべて雪で埋まっていた

歩いては沈み、踏み出してはまた沈む
これは体力的にもきつかったし
精神的にもこたえた
どうしても沈むところはストックを横に持って這って進んだ

これは本当にきつかった

しかし自分の足で帰らねばならぬ

やっとの思いで
高峰温泉に帰りついたのは15時半だった
送りの雪上車が出るまで30分しかない
急いで着替えて荷物をまとめたのだった

山靴の中は溶けた雪が入り込んでタプンタプンだった
転んで手をついたとき片方のストックが折れてしまっていた
温泉にはつかれなかった
それは残念だったけど
とにかく困難な道を歩き通すことができたので達成感は大きかった

もっとも
ワカンかスノーシューさえ持っていれば
こんな苦労はしなかったのだけど
あとは林道の雪の状態を前もって旅館の人に確認しておけばよかった
そうすればコースを変更していただろう
遭難1歩手前くらいの危うさもありそこは反省しなくては

林道では写真を撮る余裕はなかったものの
山頂などで撮った写真を見ると
爽快な山行であった

ちなみに秘湯を守る会のスタンプが貯まったのだ(2冊目)
さあ、次はどこに行こうか
篭ノ登山地獄山行~かごのとやまじごくのやまゆき

篭ノ登山地獄山行~かごのとやまじごくのやまゆき

今回の山行のポイント 1)残雪期でトレースはしっかりしていたが明け方の雪ですべて埋まってしまっていた 2)除雪されていると思っていた林道3キロメートルがまったく除雪され...

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コメント (3)
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