雪まだ残る燕岳に登ってきた
残雪期の燕岳は2回目
去年よりも雪が多かった
(去年が少なかったという話もあるが)
去年は合戦小屋からアイゼンをつけたが
今年は第三ベンチでつけた
でも風がなかったせいか
去年よりも暖かく感じた
といっても早朝は氷点下
じっとしてると服の上から寒気が染み透ってくる
今年は有明荘に前泊
1日1本の穂高駅発のバスには間に合わないので
タクシーで7000円ほど
穂高駅では最近まで年始の燕岳を登ってたという
おじいちゃんに話しかけられた
体力的に辛くなったので
今は自転車で走り回ってるとのこと
サイクリングのウェアを着て
自転車を分解しているところだった
年始の燕岳登れるならまだまだ登れる山あるんじゃないのと思ったけれど
有明荘は登山口から1㎞ほど下ったところにあり
バスが止まる
登山者向けに
朝食を弁当にしてくれたり
24時間熱湯の提供があったり
手荷物を預かってくれたりする
あと浴衣と歯ブラシとタオルが付く
日帰り入浴もできる
清潔で快適だった
温泉も良かった
料理もおいしかった
温泉と美味しい地ビール
ちょっと
あ~このまま登らずに帰ってもいいかも
とか思ったり
家族風呂と大浴場と露天風呂
すべて浸かってから就寝
翌朝
7:00登山口発
登山当日は晴れだけど途中は雲の中
でも風向きのおかげで
燕岳山頂は雲無し
安曇野市街側は(去年も)厚い雲の下だった
寒いかと思って少し厚めの服にしたけど
登山口は夏山の趣
すぐに背中が汗でびっしょりになった
4人組の男性
トレラン?
内ひとりは短パンで
他もやけに軽装で
あっという間に登っていってしまった
こちらは鈍行各駅停車なので
無理はせず
ベンチごとに休みながら
下山してくる人に雪の状況を訪ね
第三ベンチでアイゼン装着
でもけっこう雪が柔らかくなってて
爪が効かずに何度か滑りそうになった
次の富士見ベンチは完全に雪の下
曇って富士山は見えず
やっとついた合戦小屋で少し長めの休憩
と思ったら
トレラン4人組がもう斜面をかけ降りてきた
「頂上は晴れてましたよ」とのこと
まだ11時前だったけど
早っ
お昼御飯を燕山荘で食べたかったので
(ランチは14時まで)
また登り始める
すれ違う何人かは手にピッケル
背中に背負ってる人も多かった
私たちも持ってたけど今回も使わなかった
正直、この時期の燕岳~中房ならばピッケル要らないかも
大天井まで行く人は要るかもねと
この辺から疲れとちょっと足の痛みとで辛くなってくる
背後に山のような雲
槍ヶ岳が出たり隠れたり
燕岳山頂も雲に隠れがち
うっすらと見えてきた燕山荘も雲の中
「晴れてるって言ったのに~」
と不満が
もうそこに見えている山荘に
なかなかたどり着けないもどかしさ
やっとで雪のない階段下に
そこでアイゼンを外す
でも割といい時間だ
12:30ちょっと過ぎ
時速1㎞(休憩込み)で登ってこられたようだ
階段を登って回り込むと
間近に迫る雪をかぶったアルプスの山並み
そしてイラストみたいにきれいに雪と岩に塗り分けられた燕岳
立ち止まってしばし見とれる
雲はなくなって
燕岳山頂までのルートはクリアーだった
とりあえず
燕山荘にチェックイン
夕食17:30
朝食5:30
消灯21:00
お湯は200円
水はまだ出なくてペットボトル購入
充電は1回100円
「もうお客さん来ないと思うので」と
仕切られた4人分のスペースをふたりで使うことができた
ランチはチキンカレーとコーラ
山に登ってると時々無性にコーラ飲みたくなる
しばし休憩の後
カメラと水分だけもって山頂アタック
往復1時間の行程
途中に雪の部分があるが
アイゼン不要
そういえば今年は雷鳥を見なかったなぁ
ガサッと藪が動きはしたけど
ちょっと頭痛がしはじめる
このところ
山小屋泊では頭痛(いわゆる高山病か)に悩まされることが多く
いつもはロキソニンとかでしのいでいる
到着してすぐ寝ないとか
呼吸を意識するとか
まあしかし今回もさっそくの頭痛
山頂まで穂高連峰を振り返りつつ
景色を堪能する
そして山頂
ここから見る景色が好きだなあ
山頂から見る燕山荘は天空の城
雲海に浮かんで見えるよう
ここから山道が
槍ヶ岳山頂までつながってるんだなあ
と思うと感慨深い
いつか歩いてみたい
(大天井までは歩いたのでその先も)
燕岳山頂には
山の妖精がいたので
捕まえてシャッターを押してもらった
後に話したところでは
神奈川の相模原からきた男性ふたり組
ひとしきり写真を撮って
ゆっくり山荘まで戻り
やっと冷たいビールで乾杯した
そのあと部屋にもどって仮眠
夕食のときは頭痛からくる吐き気で
一杯しかお代わりできず
でも夕食後にワインを飲んでたら少しおさまった
寝る前にロキソニン飲んで落ち着く
鼻呼吸をしようとするが
どうしても息苦しくて口呼吸に
そうすると口の中が渇いて寝られず
の悪循環なのだが
今回はいったん体を起こすと鼻が通ることがわかり
鼻が通ったら横向きに寝ると
上になった鼻は詰まることがないので
今回はどうにか安らかに眠れた
翌朝には高山病はすっきり治っていた
いかに睡眠時の呼吸を豊かにするかが大切なようだ
でもたぶん今度からは大丈夫だ
相方は全く頭痛に悩まされないようなのですごいな
その分、膝に不安を抱えているけど
翌朝は日の出を見たかったけど
東の空は雲
日の出は4:40
早々にあきらめ出発準備
朝食後、さっそく出発
6:15
朝はまだ晴れてたけど
この時間には山頂はガス
燕岳山頂全く見えず
昨日登っておいて正解だった
ただし太陽はガスの向こうにあって
明るく風もなく
雪もしまっていて歩きやすかった
とりあえずアイゼンはつけずに
(その方が足運びが楽)
踏みあとをたどって合戦小屋直上まで
ガスの中、燕山荘はすぐに見えなくなった
昨日あんなに苦労して登った斜面も
下るときはあっという間
「雷鳥は山をきれいにと鳴いている」
の看板のベンチのところでアイゼン装着
ここからは急斜面
そこを下ると
すぐに合戦小屋の緑の屋根が見えてきた
合戦小屋にてティータイム
持っていた水を沸かす
私は山ではコーヒーを飲まない
下界では1日に何杯も飲むけど
やはりトイレが近くなってしまうので
下りは昨日の山の妖精と抜きつ抜かれつ
ふたり組はチェーンスパイクのようだった
途中、登ってくる人達とすれ違う
昨日よりも多い?
第三ベンチでアイゼンを外す
まだ雪の斜面はあって
何度か滑る
下る内に夏道
暑くなる
膝が笑い始める
帰りのバスは有明荘発12:38
それに乗る前に
温泉と食事!
だからちょっと早めに着きたいので急ぐ
中房の登山口に
10:15着
ちょうど4時間
そこからまた1㎞下って有明荘
ザックを置いて
手荷物を受け取り
まずは温泉へ!
宿泊者は下山後の入浴無料とのこと
ありがたい
ほぼ貸切状態でゆっくり浸かったのち
お土産に手拭い(コマクサと登山靴の柄)を購入
そして昼食に天ぷらそばと地ビール!
帰りは松本から高速バス
だったのだが
集中工事のため新宿直前で渋滞
定刻から1時間ほど遅れての到着となった
今回は新宿が鬼門だったな
北アルプスのしんしんと迫り来る山並みを見たあとでは
人工の光輝くビル群が
また違った美しさに見えた
また山に行こう
残雪期の燕岳は2回目
去年よりも雪が多かった
(去年が少なかったという話もあるが)
去年は合戦小屋からアイゼンをつけたが
今年は第三ベンチでつけた
でも風がなかったせいか
去年よりも暖かく感じた
といっても早朝は氷点下
じっとしてると服の上から寒気が染み透ってくる
今年は有明荘に前泊
1日1本の穂高駅発のバスには間に合わないので
タクシーで7000円ほど
穂高駅では最近まで年始の燕岳を登ってたという
おじいちゃんに話しかけられた
体力的に辛くなったので
今は自転車で走り回ってるとのこと
サイクリングのウェアを着て
自転車を分解しているところだった
年始の燕岳登れるならまだまだ登れる山あるんじゃないのと思ったけれど
有明荘は登山口から1㎞ほど下ったところにあり
バスが止まる
登山者向けに
朝食を弁当にしてくれたり
24時間熱湯の提供があったり
手荷物を預かってくれたりする
あと浴衣と歯ブラシとタオルが付く
日帰り入浴もできる
清潔で快適だった
温泉も良かった
料理もおいしかった
温泉と美味しい地ビール
ちょっと
あ~このまま登らずに帰ってもいいかも
とか思ったり
家族風呂と大浴場と露天風呂
すべて浸かってから就寝
翌朝
7:00登山口発
登山当日は晴れだけど途中は雲の中
でも風向きのおかげで
燕岳山頂は雲無し
安曇野市街側は(去年も)厚い雲の下だった
寒いかと思って少し厚めの服にしたけど
登山口は夏山の趣
すぐに背中が汗でびっしょりになった
4人組の男性
トレラン?
内ひとりは短パンで
他もやけに軽装で
あっという間に登っていってしまった
こちらは鈍行各駅停車なので
無理はせず
ベンチごとに休みながら
下山してくる人に雪の状況を訪ね
第三ベンチでアイゼン装着
でもけっこう雪が柔らかくなってて
爪が効かずに何度か滑りそうになった
次の富士見ベンチは完全に雪の下
曇って富士山は見えず
やっとついた合戦小屋で少し長めの休憩
と思ったら
トレラン4人組がもう斜面をかけ降りてきた
「頂上は晴れてましたよ」とのこと
まだ11時前だったけど
早っ
お昼御飯を燕山荘で食べたかったので
(ランチは14時まで)
また登り始める
すれ違う何人かは手にピッケル
背中に背負ってる人も多かった
私たちも持ってたけど今回も使わなかった
正直、この時期の燕岳~中房ならばピッケル要らないかも
大天井まで行く人は要るかもねと
この辺から疲れとちょっと足の痛みとで辛くなってくる
背後に山のような雲
槍ヶ岳が出たり隠れたり
燕岳山頂も雲に隠れがち
うっすらと見えてきた燕山荘も雲の中
「晴れてるって言ったのに~」
と不満が
もうそこに見えている山荘に
なかなかたどり着けないもどかしさ
やっとで雪のない階段下に
そこでアイゼンを外す
でも割といい時間だ
12:30ちょっと過ぎ
時速1㎞(休憩込み)で登ってこられたようだ
階段を登って回り込むと
間近に迫る雪をかぶったアルプスの山並み
そしてイラストみたいにきれいに雪と岩に塗り分けられた燕岳
立ち止まってしばし見とれる
雲はなくなって
燕岳山頂までのルートはクリアーだった
とりあえず
燕山荘にチェックイン
夕食17:30
朝食5:30
消灯21:00
お湯は200円
水はまだ出なくてペットボトル購入
充電は1回100円
「もうお客さん来ないと思うので」と
仕切られた4人分のスペースをふたりで使うことができた
ランチはチキンカレーとコーラ
山に登ってると時々無性にコーラ飲みたくなる
しばし休憩の後
カメラと水分だけもって山頂アタック
往復1時間の行程
途中に雪の部分があるが
アイゼン不要
そういえば今年は雷鳥を見なかったなぁ
ガサッと藪が動きはしたけど
ちょっと頭痛がしはじめる
このところ
山小屋泊では頭痛(いわゆる高山病か)に悩まされることが多く
いつもはロキソニンとかでしのいでいる
到着してすぐ寝ないとか
呼吸を意識するとか
まあしかし今回もさっそくの頭痛
山頂まで穂高連峰を振り返りつつ
景色を堪能する
そして山頂
ここから見る景色が好きだなあ
山頂から見る燕山荘は天空の城
雲海に浮かんで見えるよう
ここから山道が
槍ヶ岳山頂までつながってるんだなあ
と思うと感慨深い
いつか歩いてみたい
(大天井までは歩いたのでその先も)
燕岳山頂には
山の妖精がいたので
捕まえてシャッターを押してもらった
後に話したところでは
神奈川の相模原からきた男性ふたり組
ひとしきり写真を撮って
ゆっくり山荘まで戻り
やっと冷たいビールで乾杯した
そのあと部屋にもどって仮眠
夕食のときは頭痛からくる吐き気で
一杯しかお代わりできず
でも夕食後にワインを飲んでたら少しおさまった
寝る前にロキソニン飲んで落ち着く
鼻呼吸をしようとするが
どうしても息苦しくて口呼吸に
そうすると口の中が渇いて寝られず
の悪循環なのだが
今回はいったん体を起こすと鼻が通ることがわかり
鼻が通ったら横向きに寝ると
上になった鼻は詰まることがないので
今回はどうにか安らかに眠れた
翌朝には高山病はすっきり治っていた
いかに睡眠時の呼吸を豊かにするかが大切なようだ
でもたぶん今度からは大丈夫だ
相方は全く頭痛に悩まされないようなのですごいな
その分、膝に不安を抱えているけど
翌朝は日の出を見たかったけど
東の空は雲
日の出は4:40
早々にあきらめ出発準備
朝食後、さっそく出発
6:15
朝はまだ晴れてたけど
この時間には山頂はガス
燕岳山頂全く見えず
昨日登っておいて正解だった
ただし太陽はガスの向こうにあって
明るく風もなく
雪もしまっていて歩きやすかった
とりあえずアイゼンはつけずに
(その方が足運びが楽)
踏みあとをたどって合戦小屋直上まで
ガスの中、燕山荘はすぐに見えなくなった
昨日あんなに苦労して登った斜面も
下るときはあっという間
「雷鳥は山をきれいにと鳴いている」
の看板のベンチのところでアイゼン装着
ここからは急斜面
そこを下ると
すぐに合戦小屋の緑の屋根が見えてきた
合戦小屋にてティータイム
持っていた水を沸かす
私は山ではコーヒーを飲まない
下界では1日に何杯も飲むけど
やはりトイレが近くなってしまうので
下りは昨日の山の妖精と抜きつ抜かれつ
ふたり組はチェーンスパイクのようだった
途中、登ってくる人達とすれ違う
昨日よりも多い?
第三ベンチでアイゼンを外す
まだ雪の斜面はあって
何度か滑る
下る内に夏道
暑くなる
膝が笑い始める
帰りのバスは有明荘発12:38
それに乗る前に
温泉と食事!
だからちょっと早めに着きたいので急ぐ
中房の登山口に
10:15着
ちょうど4時間
そこからまた1㎞下って有明荘
ザックを置いて
手荷物を受け取り
まずは温泉へ!
宿泊者は下山後の入浴無料とのこと
ありがたい
ほぼ貸切状態でゆっくり浸かったのち
お土産に手拭い(コマクサと登山靴の柄)を購入
そして昼食に天ぷらそばと地ビール!
帰りは松本から高速バス
だったのだが
集中工事のため新宿直前で渋滞
定刻から1時間ほど遅れての到着となった
今回は新宿が鬼門だったな
北アルプスのしんしんと迫り来る山並みを見たあとでは
人工の光輝くビル群が
また違った美しさに見えた
また山に行こう
前泊地への移動
松本までは
あずさの回数券を用意していた
みどりの窓口で
指定券に引き換えるのだが
なんと
いつも使っていた新宿駅構内の
みどりの窓口が
閉鎖されてた!
発車まで15分ないよ
駅員に聞いても不親切な案内ばかり
見つけた特急券の券売機に入れても要領を得ない
ひたすら焦る
新宿駅構内を駆けずり回った
これ乗り遅れると現地到着が大幅に遅れる
こうなったら
乗るしかない!
本来は指定券にできるのだが
指定しなければ
自由席に座れる
ただしあている保証はない
相方と並んで座れるかわからない
でっかいザックを抱えて車内をさまよった
まあ結果的には並んで座れたけど
そのための指定券つき回数券なのに
すごい予想外のトラブルだった
家の最寄りの駅のみどりの窓口で
あらかじめ引き換えとけばよかったんだけど
今回は夜勤明けでの移動
時間に間に合わない可能性もあったから
新宿駅で乗る直前の交換にしたかったのだ
まあでも
次からはあらかじめ引き換えておこうと思った
今回は時期的にバスが1日1本しかないので
穂高駅からタクシー
一応無事に麓の宿泊地に到着
温泉で夜勤の疲れを癒したのだった
松本までは
あずさの回数券を用意していた
みどりの窓口で
指定券に引き換えるのだが
なんと
いつも使っていた新宿駅構内の
みどりの窓口が
閉鎖されてた!
発車まで15分ないよ
駅員に聞いても不親切な案内ばかり
見つけた特急券の券売機に入れても要領を得ない
ひたすら焦る
新宿駅構内を駆けずり回った
これ乗り遅れると現地到着が大幅に遅れる
こうなったら
乗るしかない!
本来は指定券にできるのだが
指定しなければ
自由席に座れる
ただしあている保証はない
相方と並んで座れるかわからない
でっかいザックを抱えて車内をさまよった
まあ結果的には並んで座れたけど
そのための指定券つき回数券なのに
すごい予想外のトラブルだった
家の最寄りの駅のみどりの窓口で
あらかじめ引き換えとけばよかったんだけど
今回は夜勤明けでの移動
時間に間に合わない可能性もあったから
新宿駅で乗る直前の交換にしたかったのだ
まあでも
次からはあらかじめ引き換えておこうと思った
今回は時期的にバスが1日1本しかないので
穂高駅からタクシー
一応無事に麓の宿泊地に到着
温泉で夜勤の疲れを癒したのだった
心とは私のことだ
それはみえないものだけど
傷つくのです
あたかも一篇の歌のように
生きているとは
まさにいま歌われている歌なのだ
止まることなく
さかのぼることなく
繰り返すことなく
もし心が脳の電気信号だとしたら
私とはその電気の流れに他ならない
それが止まるとき
もうどこにも私はいない
でも脳=心とは少し違う気がする
脳にとっては脳を維持する身体が最優先となるが
心は自分が自分であることを最優先する
だから自殺をしたり
命と引き換えに誰かのために尽くしたりするのだ
脳は結果だけあればいいが
心はプロセスも必要なのだ
脳は手段を選ばないが
心は手段を選ぶのだ
z
それはみえないものだけど
傷つくのです
あたかも一篇の歌のように
生きているとは
まさにいま歌われている歌なのだ
止まることなく
さかのぼることなく
繰り返すことなく
もし心が脳の電気信号だとしたら
私とはその電気の流れに他ならない
それが止まるとき
もうどこにも私はいない
でも脳=心とは少し違う気がする
脳にとっては脳を維持する身体が最優先となるが
心は自分が自分であることを最優先する
だから自殺をしたり
命と引き換えに誰かのために尽くしたりするのだ
脳は結果だけあればいいが
心はプロセスも必要なのだ
脳は手段を選ばないが
心は手段を選ぶのだ
z