Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

最初で最後

2020-02-01 23:51:13 | つぶやき

高尾山で(令和2年1月31日)

 今回の旅行では、よく知られて耳慣れていたところへ、わたしとしては初めて訪れた。例えば昨日横浜へ向かう途中に訪れた高尾山。今はそれほど見かけなくなったが、かつてはこのあたり(伊那谷)の車でも、「高尾山」という交通安全祈願のステッカー(反射板)を付けた車が多かった。なぜ「高尾山」が多かったのか、いつも不思議に思っていたが、いまもって謎ではある。ただ、高尾山の入口の駐車場の一角に自動車祈祷殿なるものが建てられている。「1年に1度は、人車一体交通安全祈願を」などとうたわれているから、古くから車と人と一体的に祈願してくれる場所として知られていたからなのだろう。その高尾山が八王子に所在することも昨日初めて知ったしだい。その高尾山にケーブルカーに乗って登ったわけであるが、「おそらく最初で最後になるのだろう」などと思いながら山の上から周囲を眺めた。最近このフレーズを口に出さなくとも、独り言のように唱えることが多くなった。ようは「二度とこの景色は見ないのかも」、という思いだ。そもそも他人の意向に沿った旅行にあえて加わらなければ、自分では来ないような場所である。会社の旅行で、1年に1度ではあるが、初めて足を運ぶような場所へ行くたびに、そんな思いが浮かんでくる。

 

鎌倉大仏(令和2年2月1日)

 本日訪れた鎌倉大仏はずいぶん久しぶりのこと。とはいっても生涯3度目だろうか。1度目はまだ高校生のころに、知人の案内で訪れた。2度目は家族で訪れたもので、息子がまだ小さかった頃のこと。そして3度目、というわけだが、鎌倉大仏も果たして4度目があるのかどうか、もしかしたらこれが最後なのかもしれない。

 

江ノ島で(令和2年2月1日)

 さらに初見だったのは江ノ島だ。鎌倉から稲村ヶ崎、七里ガ浜などといったよく知られた海岸線を走るわけだが、意外に小さな空間だと実感する。こんな狭い空間の知名度が高いということに、意外性を抱く。そして江ノ島だ。なぜこの空間に多くの人が訪れ、そして知名度が高いのか、さすがに首都圏に近いという立地なのだろうが、それだけのことのように感じられる。そう、ほかの地域に行けば、このような空間はいくらでもあると思うのだが…。


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