Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

どんどん抜かれる救急車

2020-01-08 23:25:06 | つぶやき

 つい先ごろ、救急車が走っていても横断歩道をわたる歩行者が気にせず、横断するという話題がニュースに流れていた。救急車が走っていたらどうすべきか、という意識が薄れているようだ。

 同じようなことだが、救急車が高速道路上を回転灯を回し、サイレンを鳴らしながら走っている姿を稀にみる。ところが、その救急車を追い越していく車がほとんど、という姿を見ることがこれまた稀にある。緊急車両は緊急時走行の場合、制限速度が一般道では80km/h、対面交通でない高速道路では100km/hとされている。一般道では信号機があったり横道から進入してくる車があったりと、そうした環境下での80km/hは、十分速い速度。ところが高速での100km/hは信号機による制御もないし、そもそも2車線あるから速いとはとても言えない。したがって時として、緊急時走行の緊急車両のせいで渋滞をお越しかねない。よくパトカーが高速を走っていると、「抜いてよいものか」と躊躇する車によって渋滞のように車が繋がることがある。それと同じような状況が救急車でも起きる。しかし、救急車はパトカーとは異なるので、違反の取締を受けるわけではない。ということで、100km/hで走っている救急車の横をすいすい抜いていく車が続出する、というわけだ。緊急車両よりも、一般者の方が速く走っていくのだから、不思議な光景である。地方ではめったにお目にかからないから、躊躇する車もいるが、一般道と違って救急車が来たからといって、路肩に車を停めてやり過ごすなどということは危険極まりない。


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