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伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

畔塗機故障後の今年の畔塗り

2021-05-22 23:58:02 | つぶやき

 1週間前、「1年でたった1時間だけ使う小型畦塗機」を1時間使ったところで、動かなくなって、予定の畔塗りを終えられなかったことは、「1年でたった1時間だけ使う小型畦塗機は動かなかった」で触れた。その際に思ったのは、あとは「手で塗らなければしょうがない」だったわけだが、この木曜、金曜が大雨だということを聞いていて、「土曜日に畔を塗る」ことを想定していた。

 かつて畔塗りは手で行っていた。このことは、2013年に「今年の畦塗り」に記した。翌年は「今年の畔塗りは・・・」で記しているように畔塗機に変えている。手で畔を塗るには、水を畔際に通して、土を捏ねるのがけっこう厄介。水が多すぎても、少なすぎても、畔はうまく塗れない。しかし、水を通さなくとも、畔を塗れる方法がある。それが雨で土が湿った状態になったとき。もちろんあらかじめ耕しておくのは当然だが・・・。この環境であれば、土を容易に畔に盛り上げながら塗ることができる。かつて手で行っていたときには、なぜそれができなかったのか、などと回想するが、考えてみれば当時はこの時期、天候に恵まれていた。今年のように5月に入って天候が悪い日が多いということはなかった。

 さて、期待はしていたものの、あまりに大雨だったため、土が柔らかすぎて、いわゆるかつて手で塗っていた際の「水が多すぎる」感じ。ただ、あらかじめ起こしておいた畔際の土は柔らかすぎるが、田んぼの中よりの土は固めだ。そこで少し面倒だが、塊のすこしある固めの土を手繰り寄せては、畔に塗りつけていった。見た目は畔を塗ったようになるが、実は盛り上げている土の厚みは少ないので、かつて手で塗った畔ほど完璧ではない。かつての畔塗りは、畔に土を叩いて盛り上げていた。自分でも納得の「畔塗り」だった。もちろん時間も、労力も要した。今日実践した畔塗りは、畔塗機ほど容易ではないが、意外と身体には「苦労」を感じさせなかった。手でやるなら、「これもありか」と思うもので、このまま畔塗機が直らなければ、来年もこの方法と考えている。


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