絵に描いたような「後手」感である。そもそも緊急事態宣言が現実味を帯びたのは、4都県の知事が、緊急事態宣言発令に向けて検討して欲しいと、国に請願したからのこと。それに応じるように、ガースー政権はスナオ(素直)に緊急事態宣言発令に向けて進んだ。そして先ほど発効した(本日記は発行後に記している)。既に先読みすれば、1日の新規感染者数1万人も間近になってのこと。なぜ「後手」感があるかといえば、ここ数日の新規感染者数の増加で、大阪府をはじめとした近畿圏にも緊急事態宣言発令に向けた要請の動きが報道されている。そういえば、と振り戻れば、今回の緊急事態宣言の起こりは、前述したように4都県知事による請願のようにイメージされる。とすれば、もしこの近畿圏の動きに応じて緊急事態宣言の地域が拡大されれば、つまるところ県知事の要請によって「国は動くのか」ということになる。国が先んじて対応するのではなく、「人に言われて」国が対応しているようで、まったく自主性がない。これって国の姿なのだろうか。そして県も請願する背景には、緊急事態宣言による所得補償など財源的な部分で国にしがみつこうとしているわけで、これら県と国の関係は適正な国家体制なのか、と疑問がわく。きっと「こんなにダメな国だったのか」と国民が気がつくことになるのでは・・・。ちょっと間違い、すでに気がついていて、あえてこんな書き込みをするわたしが鈍感なだけか。
どう推移していくか、という先読みがまったくできない国なのか、それとも読めても死人が出ないと動かない悪い癖なのか、もともとこういう国だったのか、時代がよかったから目立たなかっただけなのか、唖然とするような追随行動で、「人に言われたらやる」、あるいは「人に言われたのでやる」的責任回避行動は、ひとを納得させることも、信用させることもできない。だから、国民に密にならないように、と諭しながら自分たちは人数をいとわない会食をしてしまう。
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