Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

ある一日

2024-11-05 23:08:20 | ひとから学ぶ

 昨日は息子の結婚式だった。「結婚式はやらない」と言った際に、「今どきだから」とは思ったが、「いいのかな」というちょっとした思いもあった。女性にしてみたらそうしたイベントを求めるこころもちもあると思ったからだ。既に半年前には籍を入れて、それで済んでいたのだが、思いがけなく「結婚式をしたい」という話があって、昨日となった。結婚したというけじめと言うか、区切りと言う意味では、たとえ内輪であってもそうした披露はあっても良いものなのだろう、とは思う。したがって本当に身近だけの結婚式だったが、近ごろそうした場面にも接しないわたしたちには、良い経験でもあった。

 このご時世だから、家と家といったつきあいがどうの、ということもない。しかし「親戚になる」という事実は、昔と変わらない。変わるものもあれば、変わらないものもある。世の中もその通りだが、とはいえ世の中は昔とは違うところがたくさん…。「個」の世界に入り込んでいる今の世で、どう生き、また次世代が変わっていくか、まったくわからないわたしたちには、もう次世代に自由に生きてもらうしかないのだろう、とは「諦め」でもないし、「捨てている」わけでもない。

 さて、今日は連休後の平日。結婚式をした会場で泊り、朝食会場に身を置くと、平日にもかかわらず、多くの家族連れが朝早いのにたくさんいた。これこそ世の中が「変わった」ところなのかもしれないが…。


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