テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



承前
ピンポ~ン♪、、、ドアチャイムが鳴った。
タイスは買い物に出ていたため、こちろうが玄関のドアを開けた。

そこに立っていたのはキューティーと同じ背格好の女の子であった。
「こんにちは。のぶこです。こちろうさんですか?。」

「あ、ああ、こちろうです。よく来たね。あれっ、一人なの?。・・・一人で来るとは思わなかったよ。てっきり佐鳥教授が連れて来てくださるものだとばかり、、。」

「いえ、教授なら、ここまで連れてきてくださったんです。それで、急に何か思い出されたようであわてて走っていってしまって、、。
「そうだったんだ。わかった、わかった。教授なら、だいたいいつもそんな調子だから。B型だし。さ、疲れただろう、早くあがって。今、タイスも帰ってくるから。あいつの作る料理、うまいんだよー。」

「ところで信子ちゃんは、キューティーの妹なんだって?。キューティーがいなくなって随分寂しい思いをしたけど、よく似た信子ちゃんが来てくれて嬉しいよ。」

「ありがとうございます。おねえちゃん、いえ、姉はいったん竹家おじさんのところに帰ったけど、すぐまた別のお家に行かされちゃって、、今は連絡がつかないんです。おじさんには、何か考えがあるみたいなんだけど、、、。くすん。」

信子の目から涙がこぼれそうになったのを見たこちろうは、話題を変えようとあせった。

(つづく…いつの日か)


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