テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



River: The Joni Letters
Herbie Hancock
Verve

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なにしろ、Album of the yearだ。スゴイ。今朝、受賞決定のときの模様をテレビの映像でみたが、本人もさすがにびっくりしていた。

このアルバム、ipodに入れてよく聞いている。先日のコライユ(マトリョミン教室)でもお茶の時間にかかってたりした。ジョニ・ミッチェルへのトリビュート作品ということで、本人が歌ったり、ノラ・ジョーンズやらティナ・ターナーなどのたくさんの歌手が歌ったりしている。そのあたりがアメリカのポピュラー音楽アルバムとして受賞しやすい理由になったのだろう。企画ものとしてあざとい感じもして、最初は「どーかなー?」と思いながら購入したアルバムだが、音を聞いていると、やはりハービー・ハンコックとそしてウェイン・ショーターの永年のコンビの世界があって安心する。歌手の方々には申し訳ないのだけれど、別に歌はなくてもいい。でも、歌が入ってなければ、グラミーの最優秀年間アルバムには選ばれなかっただろう。空中に浮遊しているような感覚。

コチラのサイトの当アルバム発売の際のプレスリリース記事(日本語)を読んでいたら、もしかして、このアルバムはこれからJAZZでも聞いてみようという方の入門ものとして使えるかもしれない、と思った。芋づる式にハービーやショーターの過去の演奏に遡ってどんどん関連するミュージシャンを聞くとか、例えばJAZZのサックス奏者を遡ってたどってみるとか、あるいはアルバム中の曲からデュークエリントンまで遡る、いやいやジョニ・ミッチェルからミンガスへ行く(濃い)、はたまたネフェルティティからマイルス(まっとう)とか、いろんなコースがあってどれと決められないところがまたよい。はまりだすとアリ地獄かも。

とにかく、おめでとうございました。

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