テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



「ひとりで聴診器使ってマトリョミン弾いているときは、そこそこ
聞こえているのだけれど、大人数でやってみると聞こえずらい」とか、
「どうも音程の高い部分になると聴診器からの音が聞こえにくくなる」
とか、そんな方にアドバイス。こうすれば完璧、という誰にもあてはまる
解決策ではなく、耳の形態などによる個人差が大きいので、下記の
いろいろな方法を試行錯誤してみていただくしかありません。

・聴診器モニターだと耳が痛くて耐えられなくなる直前くらいまで
マトリョミン本体のボリュームは上げておきましょう。04型だと
MAX(右回しきり)のひともいるくらいです。
・ためしに両耳とも自分のマトリョミンの音だけ聞くようにしてみて
はどうでしょう(それでも他の人たちの音とか伴奏が聞こえることが
前提)。
・高音部が聞こえにくい状態は私にも時々ありますが、結局聴診器の
イヤピース部がきちんと耳に正しい方向から入っていないということ
だと思います。どうしたら最も聞こえやすい角度か、は個人差あるので
ご自身で試行錯誤していただくしかありません。
・マトリョミン本体の底のスピーカーの穴のどの位置にチューブの先が
置いてあるか、についても私は気になります。
私は、常にチューブの先がスピーカー孔の真ん中部分に位置するように
聴診器のチューブに白いビニールテープを巻いて、そこにマジックで
目印となる線を引いて、そこがマトリョミンの一定の位置に置かれる
ようにしています(これはチューブを手のひらに置いておくタイプの
場合のみ通用します。)
・伴奏や周りの演奏者の音を聞くために「片耳」空ける方法を採用して
おられる場合、イヤピースを完全に耳からはずして耳たぶの裏などに置
くことにしていらっしゃるかと思います。これも試しに、イヤピースは
両耳とも耳に入れて、チューブの片方だけを聴診器本体からはずしておく
方法もやってみる価値あります。私はこちらの方法のほうが長時間の
演奏の際も聴診器がずれにくいと感じています。しかし、これも個人差
があるので絶対的な正攻法ともいえません。

要は聞き取りにくいと感じた場合それを改善するために、あれやこれや、
試してみるほか無いということですが、ひとりでやっていると問題ない
のだけれど、大人数でやるとどうも、などという場合は一回でも多くの
合奏練習で「慣れ」ておくことをお勧めします。
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チューブにマーク
外耳道(角度調整の話です)
チューブの置き方の記事


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