月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

おさがりさんのはなし

2009年12月01日 01時18分18秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
「はい、これ坊守さんのね」
と、帰り際にお宿の奥様が、
わたしの大好きなかりんとうがたくさん入った袋を下さいました。

他にも、おまんじゅうやおもち(ハート型もありました!)も
たくさんにいただきました。

今日は、S講中・J講中のお取り越し法要です。
明るく、和やかな笑い声につつまれてのご法縁でした。
そして、お念仏の声とおつとめの声がありがたくてあたたかいご法縁でした。
にぎやかにおしゃべりしながらのお茶の時間もうれしいものです。
わたしが「かりんとう大好き!」と話したばっかりに、
袋にたくさんのかりんとうをいただいた・・・という訳です。

仏さまのお供をお下げしたものを「おさがりさん」といいます。
お寺に住まわせていただくわたしたちは、日々おさがりさんを頂戴しています。
お嫁に来て以来の年数の分だけ体重も増えてしまって、
少々メタボが気になるわたしなのですが、
おさがりさんは大層ありがたいものです。

100歳で亡くなったわたしの曾祖母は、介護する私の母に
「わしの体は重たかろう。お仏飯を100年いただいたからなあ」
と話していました。

すべてのいのちにはたらく阿弥陀さまのおみのりと、
仏前にお供えをしていただくみなさまの尊いおはたらきと優しさを
ただ、ただ、いただくばかりです。
ありがたく、もったいないことです。

今もそのかりんとうをひとつ、ふたついただいてパソコンに向かっています。
S講中・J講中の優しい方々のお顔を思い浮かべながら・・・

今日はありがとうございました。
お会いさせていただいて、本当にうれしかったです。

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