月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

入仏法要

2011年01月31日 19時45分48秒 | 仏々相念(住職日記)

急いで・・・

 

息子さんの急なご縁でした。

何がどうなっているやら、大変だったろうと思います。

逆縁のしんどさ・・・

分からない、いいや分かりたくないしんどさ・・・

自らの子どもと重ね合わしては歯を食いしばっていました。

 

「息子の遺骨を安置するために仏壇を迎えました」

今、しんどくて堪らないのに急がなくてもいいですよって申し上げていました。

お昼のご縁でしたので朝のうちにお仏壇を入れたとのこと。

「それはそれは、大変でしたね・・・」

 

お葬式・御出棺・御入仏法要・還骨法要・17日法要。

お昼から尊いご縁に会わせていただきました。

ご両親の思いは、息子さんのお遺骨のための仏壇であるかもしれません。

でもこのお仏壇をお迎えになる大きなご縁に我息子がなってくれたことに、必ずお気付きになる時がくることでしょう。

そうだったんだね、お前がお立ち向かいのおはたらきとなってくれてこの俺を抱きしめ続けてくれてたんだね・・・

 

有難いな~、私もその御手の中に抱かれていました。

 

今日は、寒さ厳しい一日でした。

皆さまの支えをいただき有難かったです。


ヘルメットをかぶった阿弥陀さまのはなし

2011年01月31日 08時05分58秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
雪です。
夜が明けても雪はまだ降り続け、あたり一面真っ白になりました。

本堂の大屋根も、境内の花壇も、自動車も、道路も…
真っ白な雪景色です。

あら…
境内にお立ちの阿弥陀さま…
今朝はまるでヘルメットをかぶっていらっしゃるみたいです。

手をあわせる前に、思わず笑ってしまいました。

雪はまだ降っています。
お出かけの方はくれぐれもお気をつけ下さいね!

ひと駅歩こう・・・のはなし

2011年01月30日 22時49分30秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

所用で松山に行っていました。

宇和島が雪だったので用心をして車は置いて・・・

松山であちらこちらと用事をするのに

車がないので電車か、バスか・・・

いいえ、この際歩いてみよう!と

てくてくてくてく・・・・

路面を走る市電のひと駅、

もうひと駅・・・

てくてくてくてく・・・・

空が青かったです。

風は冷たかったですけど・・・

ちいさなお店のちいさな小物に目が止まります。

お寺の掲示板のご法語を読んでみます。

早咲きのチューリップを眺めます。

猫カフェなるものに興味深々。

てくてくてくてく・・・・

気がつくと、携帯電話の歩数計が10000歩を超えていました。

いつも車ばかりですが、

たまには姿勢よく歩くのもいいものですね。

 


満腹劇場

2011年01月30日 21時22分20秒 | 仏々相念(住職日記)

賑やかに・・・

 

出張していた坊守が娘と一緒に帰ってきました。

坊守と娘のいない家は静か・・・

 

息子と一緒にいるのですが必要なこと以外あまり話しません。

それはそれで一緒にいれるだけで十分満足でなのですが、静かなのです。

雪合戦するほどの雪も積もらず、提案も出来ず仕舞い・・・

 

皆揃うと賑やか、賑やか・・・

お土産に買って来てくれた高島屋の地下にあるぼたもち、ご飯の後に一パック一人で平らげてしまいました。

これは小さな頃より大好物で、いつも買って貰っていました。

このぼたもち、ドンドン小さくなってしまいます。

昔は、下に敷いているモノが見えないくらいギチギチに入っていたのですが、

今では今年の正月の通販で問題になったおせちのようにスカスカで偏ってしまうぐらいです。

「また、小さくなったね~」ってブツブツいいながらも美味しいものをいただいてお腹も胸もいっぱいです。

 

一緒におれるっていいですね・・・

 


今冬最後

2011年01月29日 18時48分56秒 | 仏々相念(住職日記)

また寒波が・・・

 

今冬4度目の大きな寒波が今夜から明後日にかけて南下してくるとのこと。

北陸の方では積もった雪を捨てる場所がないのだとか・・・

愛媛でも雪になりそうです。

 

「子どもの頃は雪が積もると嬉しかったのにね~、雪嫌よ!」

ご縁をいただいていたご門徒のお話。

そうでしたね、雪だるま造ったり雪合戦したり楽しんでいました。

冷たくなった手をストーブで暖めると気持ち良かったな~。

 

娘が小さい頃には結構降り積もったこともあり、

裏山の墓地からコロコロ、ゴロゴロ、ゴロンゴロン、ゴッ・ゴッと

最初は軽快に転がっていましたが最後は必死で押して造ったアンパンマンの雪だるま。

勿論、そんな器用なことをするのは坊守しかいないのですが、娘が喜んでいたことが昨日のことのようです。

 

息子の小さい時には降らなかったのか、雪で遊んだ記憶がありません。

否、降っていても無精な私が遊んでやらなかったのかもしれません・・・

もの凄く、後悔しています。

泥んこ遊びみたいなこともさせていません。

だからあの泥の中に吸い込まれていく感覚なんて知らないんだと思うのです。

本当に申し訳ないことです。

 

この度の雪はどうなのでしょうか・・・

降り積もったら息子に言ってみようか、「雪合戦するか!!!」

「いいわい・・・」って一笑されると思います。

 

雪道、気を付けて下さい。かなり寒そうなのでお身体も大事に・・・