月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

十月終了

2012年10月31日 22時32分24秒 | 仏々相念(住職日記)

終わりか~・・・

 

あれあれという間に十月も終わります。

何をしとったやら・・・

大切にと言いながら情けないことです。

11月もお取り越しであっという間に過ぎそうです。

 

疲れてくるとそこから逃げ出したくなるコイツは何か楽しいことを探し求めます。

大袈裟なことではなく、これが終わったら本屋さんに行って来よう~とか・・・

ちょっとした時間でリフレッシュできたりします。

きれいなデザインの車の雑誌とか見ていると嬉しい気持ちになったりします。

 

或いは、明日のお昼空いているよな~・・・

温泉行こうかな~とか・・・

優柔不断ですのでその時にならないと決断しないコイツなのですが、そう考えるだけで嬉しくなるのです。

 

どうしようかな~・・・って考えるのが好きなんです。

どうでもいいことをいつまでもあ~だこうだと考える。

娘に言わせると、「その時間がもったいない!」って一言でぶった切られます。

 

相も変わらず、そんな十月だったのでしょうか・・・

皆さんはいかがでしたか、十月!

 

今日もご門徒が仰って下さるのです、

「これからお取り越しでず~ッと回られるの大変ですね。気を付けて回って下さいよ!」

「ありがとうございま~す!願生って回らせていただきます。」

 

どこに参っても優柔不断のコイツを優しく接して下さることに感謝です!

 

さあ!11月!

何となく今年の法話も決まってきました。

相変わらず行き当たりばったりの法話ですけど「ここ伝えたい!」大切にひと時をいただきます!

 

願生りましょう!


営業之人

2012年10月30日 21時11分54秒 | 仏々相念(住職日記)

どうか話してください・・・

 

ある営業の方とお店で話していました。

その店に配属となり数か月だとか・・・

まだ若い彼は、新しきところで知り合いも友もいないところでガンバっているとのこと。

一生懸命のセールストーク・・・

会話が進んでいないと向こうの方で見ている上司に・・・

 

「大変ですね!よく分かるよ!」って思わず口に出ました。

「後から言われるのですか?あのお客退屈そうにしてたじゃないか!」って。

「ご指導受けます・・・」

「あ~、こちらはほっといていただいて結構ですので向こうで休んでください。」

「そうもいかなくて・・・」

私は話しをするのが好きではないのでほっといてほしいのですが・・・

 

坊守と同席していたので専ら坊守が話のターゲットになります。

そりゃそうですよね、コイツみたなのに話しかけるより優しく話聞いて下さる坊守に話しかけるのは自然でしょう。

「ぶっちゃけ・・・」「正直・・・」の連発トーク。

一生懸命営業重ねて、セールストーク作って行くんでしょうね。

 

帰りの車の中で坊守と話すのです、

「大変だよね・・・オレ、よう分かるわ~。オレもやっぱり話し易い方と話すもんね。」

コイツの中でも連発する言葉があるのかもしれません。

本人は全然気付いてないのに・・・

 

このこと伝えよう!

その為には決まった言葉も連発します。

出会ったことに喜んで下さるまで・・・

 

何度も何度も・・・

 

 


呼吸困難

2012年10月29日 20時23分44秒 | 仏々相念(住職日記)

息子を・・・

 

久しぶりにお会いするご門徒。

「如何ですか、お身体は・・・」

「足が痛くてな~、お寺さんにご無沙汰して申し訳ないことです。」等々。

お茶をいただきながら話も弾みます。

 

「久しぶりに引き付けを起こしまして・・・」

ぜんそくを患っておられます。

が、最近は調子がいいようにおっしゃっておられたのですが・・・

夜中にどうも調子がおかしい・・・

横になりジッとしとけば良くなると思っていたのですが、どうもこうもいけなくなり息子さんを呼ばれたとか。

40キロ程の距離があるのでしょうか、

「でも、すぐに来てくれてね、一緒に病院に行ってもらったんです。」

病院の先生に叱られたとか、「そういう時は救急車を呼んで下さい!」って。

 

優しい息子さんでして頼られるのでしょうね・・・

救急車より息子だったのでしょう。

「飛んで来てくれて嬉しいですね!」

「そうなんです!」って最高の笑顔。

 

「呼吸困難」って考えても苦しそうです。

コイツは小児ぜんそくでしてな~んとなく分かるような気がします。

何年か前、坊守の里で何十年ぶりかでぜんそくになりました。

「あ~、こんなんやったわ~」ゼロゼロ・・・コンコン・・・

でも、何とか身体を動かすことができるので少しでも楽な格好になれます。

 

一人ぼっちで呼吸困難・・・

心細かったことでしょう・・・

脳裏に浮かぶのはどんなことなのでしょう。

子どもたちのこと、孫のこと・・・

そして、「死」ということ・・・

 

いえいえ、苦しさに考えることすらもできないのだろうか・・・

 

深呼吸しました・・・

いがみ合うより穏やかに一日を過ごそう・・・

過ごしたい・・・

過ごせればいいな~・・・


秋月夜のはなし

2012年10月29日 20時19分38秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今夜は月がきれいな夜です

夜道を自転車で帰る息子も

「今日の月、めっちゃきれいだったよ~」

と、帰るなり話してくれました


遠くでひとりがんばっている娘も

今頃、お月さんを見上げながら自転車を走らせているでしょう


まあるいお月さんは

みんなを照らしてくれてるね


さあ、そろそろ娘から「帰りました!」メールが届くでしょう


今日もいちにち…

それぞれのいちにち…

願生(がんば)ったいちにち…


お月さんが、やさしく、やさしく、迎えてくれているようで…


ほ~っとひと息、秋月夜