月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

二月終了

2011年02月28日 20時27分50秒 | 仏々相念(住職日記)

もう・・・

 

2月も終わりですね、どうでした…2月。

寒かったですね。

足腰痛い方は辛かったですね。

でもこの時期って、何かこうウキウキする感じがいいですよね。

 

花の兄である梅や鮮やかな黄色で咲き誇る菜の花・・・

寒くて閉じこもりきりの私でもどこか行きたいな~って思います。

 

鼻の住職はウズウズします。

ジャッキーのような鼻してるからではなく、鼻炎の鼻・・・

クシャミが止まりません、鼻もズルズルだったり詰まったり・・・

今年の花粉は凄いって話でしたが、大変です。

お気を付けて・・・

 

明日から3月!願生りましょう!


このひと時…のはなし

2011年02月28日 07時30分54秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます!

昨夜からの雨は上がり、生暖かい風が吹いています。
今朝は早朝にも寒さは感じられず…ふと、カレンダーに目をやって「2月もおしまいか…」とつぶやいた次第。

「二月は逃げる」と言いますが、うかうかしている間に、大事な時は過ぎ、かけがえのない一日は過ぎていきます。

明日、高校の卒業式を迎える娘が、毎日「あと○日しか家におらんのよ」とカウントダウンするたびに、このひと時を大事にしなきゃ、もったいない!と思います。

さあ、今日もいちにち…いいえ、このひと時を明るく大事に…願生(がんば)りましょうね!




お散歩の途中、川沿いの栴檀の木に鳥が集まって、きれいな声で鳴いています。




栴檀の実をついばみに集まったのでした。

Z寺様のご法縁のはなし

2011年02月27日 22時59分22秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

香川県観音寺市のZ寺様のご法縁にお参りさせていただきました。

お寺に到着しますと、仏教婦人会の役員の方、坊守様、そして、元気で可愛い4才のK君がにこやかに迎えてくださいました。

Z寺様では、仏教婦人会『聴聞の会』というご法座が年三回開かれるそうです。

『聴聞の会』とはいい名称ですね。
阿弥陀様のお慈悲の深きことをともに聞かせていただくということは、よりどころをともにするということですものね。
それに、往くところもひとつ、往生浄土の道をともに歩ませていただいているのですね。

あなたも、あの人も、わたしも…
いっしょ、いっしょ!

尊いご縁をいただきました。
ありがとうございました。

親鸞聖人像

境内の白梅が満開でした

たらよう(貝多羅樹)


全員集合

2011年02月27日 18時19分14秒 | 仏々相念(住職日記)

お前がここを継がんといけんのぞ~・・・

 

お世話になったお隣のご門徒さんの1年忌のご縁に会わせていただきました。

子どもさんは皆、県外です。東京、神戸・・・

もう平生は明かりが灯りません。

 

優しかったお母さんのご縁のために東京・神戸と全員集合。

ひと時、灯りが灯ります。

この家に明かりが灯るとホッとするのです。

ご家族皆さん優しい方ばかり、

ご縁のひと時、皆さんそれぞれにこの一年の歩みを振り返りながら

お母さんに、お婆ちゃんにご報告されていたかもしれません。

嬉しかったこと、辛かったこと・・・

優しく微笑んでおられる写真を見ながら懐かしい声に出会われていたことでしょう・・・

「よくガンバったね」って・・・

 

お参りになられていた叔父さんがお孫さんにおっしゃっています、

「いつの日かお前がここを継がんといけんのぞ!」って、今春高一の孫頭に・・・

重たいな~って思っていました。

 

家は必ずいつの日か無くなります・・・

そんなものを継げとおっしゃるのではなく、

この家の空気・温もりみたいなものを継げとおっしゃられたのだと私は聞かせていただいたのです。

もっと言えば、この優しいおばあちゃんのおはたらきを胸に強く生きていくんだと・・・

いつでも・どこでも抱きしめて下さっているおはたらき、決して一人ではないんだから・・・

 

忘れていてもいい、ガムシャラになってガンバってガンバって・・・

崩れそうになったら気付かせていただけよ、この温もりに・・・

すればまた、明日も生きていける。

 

一人じゃないんだ・・・


春日遅々

2011年02月26日 19時08分27秒 | 仏々相念(住職日記)

お茶でも飲んでますか・・・

 

27日法要に会わせていただきました。

やっぱり何も言えなくて、やっと出た言葉が「お茶でも・・・」

優しい笑顔で、「はい、大丈夫ですよ。今日もお願いします。」

 

着替え終わった後、お茶をいただきながらお父さんにも、「お疲れになられたでしょう・・・」

「そうですね・・・これまでは気も張っていたのですが、ガックリときています」

「本当にそうですね・・・」

・・・

 

会話が続きません。

こんな時の一杯のお茶がとても有難いのです、無力な住職は沈黙のひと時をお茶に逃げます・・・

「ズズズ・・・」ゆっくり飲んだり、湯呑みを手の中で回したり・・・

言葉を探すのですが・・・

 

それではお勤めさせていただきましようか・・・

仏さまの方に向きを向けさせていただきますと、

「27日ともなると花が散り始めたね、この花々ももう終わりだね・・・お葬儀の後暫くはいい香りが満ちていたね」

きれいに咲いた花のなかに息子さんの命を重ねていたのでしょうか・・・

 

一生懸命に受け入れようとなされているのですね・・・

穏やかな日差しの中、ゆっくりと時が流れています・・・

 

願生れ・・・