お前がここを継がんといけんのぞ~・・・
お世話になったお隣のご門徒さんの1年忌のご縁に会わせていただきました。
子どもさんは皆、県外です。東京、神戸・・・
もう平生は明かりが灯りません。
優しかったお母さんのご縁のために東京・神戸と全員集合。
ひと時、灯りが灯ります。
この家に明かりが灯るとホッとするのです。
ご家族皆さん優しい方ばかり、
ご縁のひと時、皆さんそれぞれにこの一年の歩みを振り返りながら
お母さんに、お婆ちゃんにご報告されていたかもしれません。
嬉しかったこと、辛かったこと・・・
優しく微笑んでおられる写真を見ながら懐かしい声に出会われていたことでしょう・・・
「よくガンバったね」って・・・
お参りになられていた叔父さんがお孫さんにおっしゃっています、
「いつの日かお前がここを継がんといけんのぞ!」って、今春高一の孫頭に・・・
重たいな~って思っていました。
家は必ずいつの日か無くなります・・・
そんなものを継げとおっしゃるのではなく、
この家の空気・温もりみたいなものを継げとおっしゃられたのだと私は聞かせていただいたのです。
もっと言えば、この優しいおばあちゃんのおはたらきを胸に強く生きていくんだと・・・
いつでも・どこでも抱きしめて下さっているおはたらき、決して一人ではないんだから・・・
忘れていてもいい、ガムシャラになってガンバってガンバって・・・
崩れそうになったら気付かせていただけよ、この温もりに・・・
すればまた、明日も生きていける。
一人じゃないんだ・・・