夏の空に・・・
お~、今日で7月も終わりか~なんてブツブツ言いながらニコニコと走ります。
ご門徒の御宅にお参りする時は気合も入るのですが、一歩玄関出るとダル~って力が抜けます。
そのまま帰るのであればそれでいいのですが、次にって時はニコニコの中はダルさから気合入れとワンクッションになります。
夏休みに入っているのでラジオでは「子ども相談」があります。
これが結構面白くて無知な私は一緒に「なるほど~」ってつぶやいていることです。
子どもの質問に出来るだけ優しく応えて下さる先生方・・・
理解しているのか心配な先生は、「分かりますか?」って連発されます。
すると、子どもたちはためらうこともなく「はい」って返事を返す。
どう聞いても理解してないやろ・・・って返事なんですが、時間的な都合もあるのでしょうかそのまま進めてしまいます。
私は、この子どもたちの気持ちがよく分かるような気がするのです。
先生の話を聴いていても分からないのです・・・
何がどう分からないのかも分からないのです・・・
だから「どう分からないの?」って言われるとまた辛いので「もういいや~」ってええ加減な返事をして来ました。
そんな学生時代でした。
今でもそんなとこあるのですが・・・
ラジオ聴きながらいつもそのことを思っています。
そんな暗い根底に触れながら何とか次の御参りまでに気合を入れようとします。
もう後2分ほどで着くという頃、フロントガラス一面に「夏!」って感じの空が広がります。
何でもない景色なんですが、もの凄く清々しく「よっしゃ~!」って気合入ることです。
御参りし慣れたお宅です・・・
あるお宅ではご主人を亡くされ今でも涙いっぱい流される。
ご主人の人格・・・
人との接し方・・・
家族・・・
仏様を守っていく生活・・・
こんなコイツを相手にいろんな思いを話して下さいます。
日常の生活のなかで一歩下った時、娘が御仏飯の御供えをし始めました、
必然的に阿弥陀さまに手を合わせる姿を見せてくれるようになりました。
その姿を孫がじ~っと見ています。
「御院さん、嬉しくてね・・・一歩下ってみるのもいいものです。」って涙、涙・・・
また、あるお宅では、今まで話したこともなかった若いお方と話せたこと・・・
縁あって伯父の家で生活しているお方。
お婆ちゃんの御縁をいただいてお参りするのに初めて声をかけてくださるのです、
「そんなに着いて暑くないのですか?」
「無茶苦茶暑いです!」
話しかけて下さったお陰でその後はざっくばらんに打ち解け話します。
笑いながら・・・
嬉しかったです!
また来月御伺いするのが楽しみです。
そんなこんなで夏空の下、カタカタコトコト走り抜けます。
夜には校区の祭りの補導巡回に当っていました。
腰を擦り擦り、騙し騙しで見回ります。
こんな事でもない限り絶対行くこともないのですが、お陰で気持ちほどの花火も楽しむことが出来ました。
台風の影響なのでしょうか、少し涼やかな風が吹くひと時でした。
明日から8月!
願生りましょう!