ご高齢でご往生されたAさんの三回忌のご法事にお参りさせていただきました。
Aさんの子どもさん、お孫さん、ひ孫ちゃん、ごきょうだい、大勢集われてのご縁でした。
幼いひ孫ちゃんたちも、お三部経のおつとめの間、お仏間の私の視界に入る位置に座ってくださっていました。
小学生のお兄ちゃんはお経本を目で追ってくださっていた様子。
妹ちゃんはきちんと正座をして、お背中をピンと伸ばして座ってくださっていました。
末っ子の坊やはママのお膝の上。
おつとめの区切りのおリンがチーンと鳴る度に、小さなお手手をパチンと合わせてくださっていました。
長いおつとめですので、途中でおネム‥ママのお膝の上でゆらゆらウトウトしながらも、おリンが鳴るとその小さなお手手をパチンと合わせてくださいます。
ありがたいなあと思いました。
この子たちが自分で考えてお経を読んだり、きちんと座ったり、合掌するようになったのではないはずです。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、周りの人々のお姿に触れているからでしょう。
それは、そのまま、阿弥陀さまのやさしいおはたらきが届いているということでしょう。
ご縁の深さを感じました。
小さなお手手の上に、いったいどれだけの大きな手が重ねられているか‥
あの坊やだけでなく、この私の手にも‥
ありがとうございます。
なんまんだぶつ(^人^)
(『あかちゃんのうた』松谷みよ子 文 岩崎ちひろ 絵 童心社)