月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

私にできること…のはなし

2014年08月30日 21時36分17秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


広島の被災地で古いタオルが必要だと聞きました

せっかく送るのなら…と、近くのご門徒さんや友人にメールでお願いすると、夕方までにたくさんのタオルが集まりました

一軒分だけでなく、まわりの方々にもお声かけをしてくださったので、支援の輪が広がったのです


「報道を見て、何かできることはないかと思っていたんです」

「少しでも協力できてよかった~」

「私が仕事に行っている間に、おばあちゃんが近所で集めてくれたのよ~」

「力仕事は無理だけど、これくらいのことならさせてもらうよ」

「他に必要なものはないかな~?」

こんな優しい声を聞くことができました

みなさん、ありがとうございます♪


被災地の方の困難から比べれば、軽い軽いタオルですが、ちいさは花が縁あって咲いたようなものなのかな……

境内にそっと咲いてる花を見てそう感じました


青空の向こうのはなし

2014年08月27日 20時06分16秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


悲しいほど青い空……


どんな思いでこの空を見上げていらっしゃるのでしょう…

泣いているのですか…

せつなくて…つらくて…


別れなければならないつらさを

胸に抱きしめながら

それでも進まなければならないことを

あの青空はよく知って

すべてを包んでくれるんですよね


今夜は泣いてください

愛しい人のそばで……



ちいさな蕾のはなし

2014年08月26日 20時26分27秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


雨が降って

陽が照って

風が吹いて

虫が土をほぐして

根を張って

茎を伸ばして

葉を広げて

ちいさな蕾が膨らんで


ちいさな蕾の中に

そのはたらきが全部詰まって

花を咲かせるのです


ちいさいけれど

大きな花を咲かせるのです



広島の土砂災害…
同郷の友人の自宅が被害に遭い、転居をせざるを得なくなりました
友人のピンチに高校の同級生が動きます

とにかくすぐに友人の様子を確認し、ボランティア活動をしてきた友

自営の軽トラを出して、引っ越しのお手伝いに行ってくれた3人の友

facebook、LINE、メール、電話……あらゆる方法で同級生に呼び掛けて義援金を募ってくれた友

その輪を周りへと広げていった友

義援金を届けに行ってくれた友


たまたま同じ町で生まれ、同じ学校で学んだという縁が、優しさと勇気の輪につながりました


昨日引っ越しのお手伝いに行った友が、被災した友人が

「迷ったけど、甘えてよかった」

と言ってくれたことに涙がでたと言っていました

まだまだ不明の方もいらっしゃるし、悲しみと不安も深まるばかりでしょう…

私には何ができるだろうか…