月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

大谷本廟参拝のはなし

2015年08月31日 09時30分27秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


秋を運んでくる雨の降るなか

大谷本廟にお参りさせていただいています


大谷本廟は子どもの頃から何度もお参り、学生の頃はアルバイトもしていましたし、何より、両親はじめ親しい方々の分骨、納骨のご縁に幾度もお参りさせていただいていますので、懐かしい場所のひとつです

レストランの前を通ったときに、子どもの頃、レストランで田舎育ちの私には珍しかったクリームソーダを、ワクワクしながら飲んだことを思い出し、今は亡き父や母の姿を感じました

泣いたり、笑ったり、仲良くしたり、喧嘩したりの毎日ですが、なんまんだぶつのなかにまた遇える世界をいただいていることは、本当にありがたいな~と思います

雨がす~っと染み込むように

なんまんだぶつがいのちに沁みます

なんまんだぶつ(^人^)

なんまんだぶつ(^人^)




涙のはなし

2015年08月30日 17時24分04秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


Kさん宅の灯籠終いのご縁にお参りさせていただきました

仲のいい三姉妹、ご家族お揃いで

いつも穏やかで楽しいご縁です

今日も読経の前から話が弾み、「この続きは大経の後で…」と制するほど♪

お経も皆さんがきれいな声で一緒におつとめしてくださり、何よりお念仏の声が響くのが有り難いのです

こうしてお三部経のおつとめが進み…
阿弥陀経が終わるころ…

どなたかが泣いておられる気配を背中に感じるのです

おつとめが終わり、法話のため振り返ると…

三姉妹さんが泣いておられます

お母さんのことを思われてるのでしょう…

今まで、あんなに面白い話で朗かに笑っていらっしゃったのに…

泣いていいのです

しくしく…でも

わ~ん…でも

あ~んあ~ん…でも

子どもでも

大人でも

ひとりひとりの悲しみいっぱい…

それぞれの想いいっぱい…

泣けばいいのです

仏さまの前は、安心して泣ける場所ですものね…

泣いて…泣いて…

ひとしきり泣いて…

そのあと、皆さんで美味しいお斎をいただきました

それはそれは賑やかに♪

なんまんだぶつ(^人^)

(『ないた』中川ひろたか 文、長 新太 絵、金の星社)

お仏飯のはなし

2015年08月29日 21時49分23秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


初盆のお宅へ灯籠終いのご縁にお参りさせていただきました

Nさんのお宅では、若いお嫁さんが一人ご縁についてくださいました

明るくて優しいおばあちゃん(Nさん)のお写真と、若くしてご往生されたお父さん(Nさんの息子さん)のお写真とが並んでいますので、交互に拝見させていただきながら懐かしさいっぱいの気持ちでおつとめいたしました

阿弥陀さまの前には艶々のお仏飯かお供えされてありました

おつとめのあと、Nさんの孫嫁さんとお話をさせていただくなかに

毎朝、ご主人のお弁当を作るので、お仏壇にもお仏飯をお供えされるのだそうです

おばあちゃんが大事にお参りされていたお仏壇を、今、こうしてお孫さんご夫婦が受け継がれていることは、本当に尊いことだと思います

お乳を飲んですやすや眠っている赤ちゃんがもう少し大きくなったなら、是非お寺に遊びに来てほしいな~

おばあちゃんの笑い声とお念仏の声が染み込んでいる本堂で、きゃっきゃっと走り回ってくれたら嬉しいな~

お仏飯をいただいて、大きくなぁれ♪

ひまわりのはなし

2015年08月28日 22時26分59秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


昨夜遅く実家から帰宅しました

今朝、境内の花壇を見てびっくり!!

花壇の向日葵がみな倒れているのです

里帰りをしている間に吹き荒れた台風15号に根本から倒されたのでしょう

それでも向日葵はえらいですね

倒れたままでも茎を90°持ち上げて、花を日に向けています

このままではかわいそうにと思い、向日葵を元のとおりに立て直しました

夕方に見に行くと、また90°茎を持ち上げて花を日に向けていました

困難に出遇い、くねくねの向日葵になってしまいましたが、太陽を映したような明るい花を見せてくれます

向日葵…日廻り…ひまわり

秋になるまで、もう一時、楽しませてくださいね!!