月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

突然仕事

2011年12月08日 21時14分32秒 | 仏々相念(住職日記)

キュル・・・

 

先日のこと、ブログで「エンジンに火を入れて・・・」なんて書いていましたが、

やっぱりスタートするためには電気の力を借りなければいけません。

 

思い出したように、「そうそう、エンジン掛けてやらないと・・・寒いしな~、掛かるかな~・・・」

愛車に乗り込みカチ・カチとキーを回します、「ビー~」

おっ、大丈夫かなって回し切ると、「キュル・・・キュル・・・キュ・・・ キュ・・・」

過放電バッテリーです。

あ~・・・ダメか・・・

 

速攻でJAFに連絡して始動していただきました。

大体はバッテリーも古くなっているので交換しないといけなくなってきているのです。

「2004年製ですね・・・換えられてもいいかもしれませんね。」

分かっているのです、でもナカナカ換えてやることもできずに騙し騙し・・・

 

しかし、あのJAFの方々も有難い方ですね。

突然の依頼ですもんね、用事もあったでしょうに・・・

今までに大きなことではお世話になっていないのですが、忙しい夕方時に爽やかな笑顔で来てくださいます。

エンジンを始動していただき、暫く事務処理をする間立ち話。

車であったり、バッテリーであったり、いろんな事を話し、「では、また調子悪ければいつでも連絡下さい!」って帰っていかれました。

仕事なんです・・・

だからいいんじゃない、普通でしょ!って言われるとそうなんですが・・・

 

JAFだけではありません、宅配の方であっても、郵便屋さんであっても爽やかさを持たれた方がおられます。

そうでない方もおられますが・・・

 

私の場合、こういう爽やかさに出会うと常に自分はどうかと振り返るのです。

しんどくて辛くてやるせない・・・そんなひと時を一緒に過ごすことになります。

なのに、そんな方々に安心を与えるどころかしんどい思いばかり掛けているのです。

お茶や食事のお接待の心配・・・

お布施の心配・・・

沢山沢山の心配・・・

何してるんだろう、オレ・・・って。

居た堪れずにそそくさと席を立つ私がいます。

 

「仕事」って言ったら坊守に叱られます。

でも、時として「仕事」と割り切らなくては乗り切れないひと時もあり・・・

そんな時でもJAFの方のように爽やかに過ごせているのか・・・

せめて御門徒に「仕事」をちゃんとしていると見ていただけているのか・・・

「そうでない方」のようにしているのではないか・・・

 

申し訳ありません・・・

モロに顔に出ている自分が見えてしようがありません。


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