月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

西教寺様のご法縁のはなし

2011年03月21日 01時16分48秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
早朝、西へ傾くまんまるいお月さまに見送られるようにして家を出発。
走ること三時間、徳島県美馬市西教寺様にお参りさせていただきました。
川之江ジャンクションから徳島道へ…山懐に抱かれるようにして悠々と流れる吉野川沿いの静かな町に大きな伽藍の大屋根が見えてきました。
そこは《寺町》と言われるように、浄土真宗のお寺が3ヶ寺と真言宗のお寺1ヶ寺が隣接して建っています。

西教寺様の本堂は国の有形文化財で150年以上前に建てられたそうです。
そんな歴史ある西教寺様で春のお彼岸のご法縁がおつとまりになりました。
近々にお身内を亡くされたご門徒様がご家族ご一緒にお参りされていました。
皆さん死別の悲しみに肩を寄せ合うようにしてお参りされたのでしょうね。
こうして、ご家族で阿弥陀様のお呼び声に出あい、阿弥陀様をよりどころとさせていただくならば、そこには《また必ずあえる世界》をいただけます。
春の陽のひかりの中に、咲く花の中に、手のぬくもりの中に、お念仏の声の中に、愛しく懐かしいあの方々が仏さまとなられ、おはたらきくださることですね。

明日もういちにちご縁にあわせていただきます。 なあも……

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