月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

有明の月のはなし

2009年12月04日 12時41分08秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
朝7時前・・・
息子を見送るために境内に出ると
まあるいお月さんが西の空に残っていました。

  わあ、見て見て、きれいなお月さんねえ。
  あ、ほんとだ。

しばし、母子で朝のお月さんを見ていました。
朝は、いつもあわただしいのですが、
なんだか、いい≪間≫をもらえたような感じがしました。

しかも、東の空は朝焼けに染まっていましたので
お月さんを横切る雲は
その朝焼けに照らされてオレンジ色に輝いていました。

刻々と移ろいゆく月の位置、雲の色、かたち、空の様子・・・
わたしたちのいのちもその中で移ろい変わっているのですね。
一瞬がとても尊く感じられました。

家に戻って、娘にお月さんのことを話すと

  残月・・・有明の月ですなあ・・・

さすが、古文好き少女!
おみそれしました。    




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