息子を・・・
久しぶりにお会いするご門徒。
「如何ですか、お身体は・・・」
「足が痛くてな~、お寺さんにご無沙汰して申し訳ないことです。」等々。
お茶をいただきながら話も弾みます。
「久しぶりに引き付けを起こしまして・・・」
ぜんそくを患っておられます。
が、最近は調子がいいようにおっしゃっておられたのですが・・・
夜中にどうも調子がおかしい・・・
横になりジッとしとけば良くなると思っていたのですが、どうもこうもいけなくなり息子さんを呼ばれたとか。
40キロ程の距離があるのでしょうか、
「でも、すぐに来てくれてね、一緒に病院に行ってもらったんです。」
病院の先生に叱られたとか、「そういう時は救急車を呼んで下さい!」って。
優しい息子さんでして頼られるのでしょうね・・・
救急車より息子だったのでしょう。
「飛んで来てくれて嬉しいですね!」
「そうなんです!」って最高の笑顔。
「呼吸困難」って考えても苦しそうです。
コイツは小児ぜんそくでしてな~んとなく分かるような気がします。
何年か前、坊守の里で何十年ぶりかでぜんそくになりました。
「あ~、こんなんやったわ~」ゼロゼロ・・・コンコン・・・
でも、何とか身体を動かすことができるので少しでも楽な格好になれます。
一人ぼっちで呼吸困難・・・
心細かったことでしょう・・・
脳裏に浮かぶのはどんなことなのでしょう。
子どもたちのこと、孫のこと・・・
そして、「死」ということ・・・
いえいえ、苦しさに考えることすらもできないのだろうか・・・
深呼吸しました・・・
いがみ合うより穏やかに一日を過ごそう・・・
過ごしたい・・・
過ごせればいいな~・・・