前回までの24・・・じゃなかった、あらすじでつ。
もともと大学に行くべきではなかった者や、そもそも何のために大学に行くのかを全く考えていないような者までが大学に行くようになったことの当然の結果といえよう。
希望さえすれば誰でも入れる大学が見つかる「大学全入時代」の弊害が今起こっている。
テポ先生からの回答
江戸時代の教育は貧富差に関わらず、初等教育が明確な社会教育になっていた点、またその教育機関の普及率と高い識字率(60%)が明治維新・文明開化の原動力であると高く評価されている。
そして今回
フリーター、ニート、大学に本来ならいくべきでない者など
現代社会の抱える諸問題の解決の糸口を、
松平定信の「寛政の改革」から学びまつ!
愚者は経験に学び、鶴は歴史に学ぶしかないようでつ。
碩学テポ氏も指摘したとおり、
明治維新成功の背景には、実は江戸時代の
労働生産性や教育水準の高さがあり、
マニファクチャーやギルド(組合)の成立があり、
「近代化への萌芽」は、すでに江戸時代に始まっていたという点は鶴も恩師から学生時代に学びました。小論文・東大記述対策では重要でつ! 今年の東大日本史で寛政の改革出題されていました。
都会にあこがれ、挫折し、満喫→ホームレスになるという問題に対して、江戸時代には画期的な政策を行っていた!
「100万人都市」江戸は当時の世界でも屈指の巨大な消費都市。
江戸に行けば「仕事にありつける」「生活が今より豊かになる」と考え、
多くの人々が江戸に流入し、一部がホームレスとなるケースが社会問題化します。
この現象を目の当たりにした徳川幕府は、(松平定信ですが)
「旧里帰農令」を発令し、石川島(現在の中央区)に「人足寄場」を設置。
・旧里帰農令とは、地方出身の農民たちに資金を与えて帰農させ、江戸から農村への人口移動を狙った政策。
江戸から見れば「働かない者は田舎へ帰れ」という庶民に厳しい政策だが、
視点を変えて見れば、過疎対策、人材確保対策にもなる画期的政策でもあります。
現代の日本の抱える問題とクリソツ!
ならば現代社会の抱える上記諸問題を一挙に解決するための政策として、
「平成版帰農令」こそ最良の政策か????
野郎ども!田舎に帰り食料自給率を上げよ! 「小麦を食うな!米を食え!」てか?
・人足寄場とは、ホームレスを石川島に設置した宿場に集め、更生社会復帰させる現代でいうところの自立支援施設。
軽犯罪人達を収容し、(400人収容)彼らが新たな犯罪に走らぬよう身柄を拘束、劣悪な生活環境の下、重労働を強いることでホームレスでいることの意味を自覚させ、ホームレスから更生させ、社会復帰させるというもの。
余談になるが、一度自殺を試みて未遂に終わった者は二度と自殺しないという内容の評論読んだ記憶あったぞな!近年では、生きることの意味をユニークな試みで問うた「戸塚ヨットスクール」の存在があったか!
とにかく、今日叫ばれている「弱者のセーフティネット」を定信は江戸時代に既に実施していた!
「寛政の改革」は、現代社会の問題につて、鋭く、分析的に小論文で書き上げるための具体例としては最適!
読者コメントより・・・・
歴史上の事実は現代に当てはめると何に当たるのか、ということを考えながら歴史を学ぶと、
こういった共通点が見えてきて、知的好奇心を刺激しますね。
「日本史を知らない」じゃ済ませられなくなってきました…
もともと大学に行くべきではなかった者や、そもそも何のために大学に行くのかを全く考えていないような者までが大学に行くようになったことの当然の結果といえよう。
希望さえすれば誰でも入れる大学が見つかる「大学全入時代」の弊害が今起こっている。
テポ先生からの回答
江戸時代の教育は貧富差に関わらず、初等教育が明確な社会教育になっていた点、またその教育機関の普及率と高い識字率(60%)が明治維新・文明開化の原動力であると高く評価されている。
そして今回
フリーター、ニート、大学に本来ならいくべきでない者など
現代社会の抱える諸問題の解決の糸口を、
松平定信の「寛政の改革」から学びまつ!
愚者は経験に学び、鶴は歴史に学ぶしかないようでつ。
碩学テポ氏も指摘したとおり、
明治維新成功の背景には、実は江戸時代の
労働生産性や教育水準の高さがあり、
マニファクチャーやギルド(組合)の成立があり、
「近代化への萌芽」は、すでに江戸時代に始まっていたという点は鶴も恩師から学生時代に学びました。小論文・東大記述対策では重要でつ! 今年の東大日本史で寛政の改革出題されていました。
都会にあこがれ、挫折し、満喫→ホームレスになるという問題に対して、江戸時代には画期的な政策を行っていた!
「100万人都市」江戸は当時の世界でも屈指の巨大な消費都市。
江戸に行けば「仕事にありつける」「生活が今より豊かになる」と考え、
多くの人々が江戸に流入し、一部がホームレスとなるケースが社会問題化します。
この現象を目の当たりにした徳川幕府は、(松平定信ですが)
「旧里帰農令」を発令し、石川島(現在の中央区)に「人足寄場」を設置。
・旧里帰農令とは、地方出身の農民たちに資金を与えて帰農させ、江戸から農村への人口移動を狙った政策。
江戸から見れば「働かない者は田舎へ帰れ」という庶民に厳しい政策だが、
視点を変えて見れば、過疎対策、人材確保対策にもなる画期的政策でもあります。
現代の日本の抱える問題とクリソツ!
ならば現代社会の抱える上記諸問題を一挙に解決するための政策として、
「平成版帰農令」こそ最良の政策か????
野郎ども!田舎に帰り食料自給率を上げよ! 「小麦を食うな!米を食え!」てか?
・人足寄場とは、ホームレスを石川島に設置した宿場に集め、更生社会復帰させる現代でいうところの自立支援施設。
軽犯罪人達を収容し、(400人収容)彼らが新たな犯罪に走らぬよう身柄を拘束、劣悪な生活環境の下、重労働を強いることでホームレスでいることの意味を自覚させ、ホームレスから更生させ、社会復帰させるというもの。
余談になるが、一度自殺を試みて未遂に終わった者は二度と自殺しないという内容の評論読んだ記憶あったぞな!近年では、生きることの意味をユニークな試みで問うた「戸塚ヨットスクール」の存在があったか!
とにかく、今日叫ばれている「弱者のセーフティネット」を定信は江戸時代に既に実施していた!
「寛政の改革」は、現代社会の問題につて、鋭く、分析的に小論文で書き上げるための具体例としては最適!
読者コメントより・・・・
歴史上の事実は現代に当てはめると何に当たるのか、ということを考えながら歴史を学ぶと、
こういった共通点が見えてきて、知的好奇心を刺激しますね。
「日本史を知らない」じゃ済ませられなくなってきました…