~他人と比べるな、昨日の自分と比べよう~

昔話の自動車屋
松江市鹿島町 (有)田村モータース
https://t-motors.jimdosite.com/

AT載せ替え完了

2014年04月18日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

NZE121 エアフロ―センサー交換。故障コードはP0171

H_nazde

Ggdd

エアフロー値が少ない。薄すぎる、という判定だが、減量制御が動いている。濃いから減量。なぜ濃いか。P0171なら、本来増量制御が作動するはず。バグ?(画像は-10%程度だけど、実際は-30%ぐらいまで振った)

後日検証が必要。

スズキDA63T O2センサー交換完了。純正部品は驚きの¥24500円。なんとか半値程度にまけさせてもらいました。故障コードを完全にクリアーして終了。(フロントO2システム)

トヨタ ダイナ タイヤ交換。6本新品にしていただきました。車両引き取りの際、ハンドル右取られがあったので、ブレーキテスターにかけて、ブレーキの調整も実施。

エルグランド タイヤ交換ご依頼。一本だけかたくて取れないナットあり。左後ろ。ナット角がほかにも傷んでいたものがあったので、合計3本交換。取れないナットは一発勝負で緩めることに成功。TPMSは解除とのことだったので、診断機での再登録は必要なし。

ムーブ L260S タイヤ交換。

AT載せ替え完了。

キャンターダブルキャブ タイヤ交換。

ボンゴ 車検完了→納車。アンダーミラー、オイル、タイヤ交換。

キャンター ユニック 車検依頼。

中古車 ラパン ご成約。ありがとうございました。


ハイゼット O2センサー

2014年01月21日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

「チェックランプ点灯、エンジン不調はない」ということであれば、99%ぐらいの確率でO2センサーです。

M様 S210V入庫いただきました。やはりP0135 ヒーター断線です。

Matu_02

ダイハツの保証期間延長が切れてしまっているので、有償ですが、純正部品も5200円と大幅に値下げされています。よくあるパターンです。パワーウインドースイッチとか。

その他、

プリウス、アクティー 無事納車させていただきました。

A様 アルトHA24S 車検ご用命いただきました。ありがとうございます。

サンバーバン、オイル&’エレメント交換。

S様 お引き取りによるオイル交換、ワイパー交換、納車。

K様 ボンゴ パワーウインドースイッチ交換。出張作業。

スクラム オイル&エレメント交換。

I様 キューブ事故修理完了。一般定価見積額の半額以下まで抑えられました。(リサイクル品使用をご指示いただいて)


プリウス ダイアガンによるブレーキエア抜き

2014年01月20日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

I様 ZVW30 プリウスの車検のご用命いただきました。ありがとうございました。

A様 HA7 アクティートラックの車検ご用命いただきました。ありがとうございました。

M様 三菱EKワゴン 中古車ご成約いただきました。最終納車作業を行いました。

I様 キューブ 修理完了。洗車/ワックスがけをして納車準備しました。

Y様 マーチAZ12 フロントバンパー交換。

S様 ムーブL150S マフラー折損修理。接合部のパイプの状態から接合可能と判断し、溶接修理にて対応させていただきました。

Y様 ムーブL900S 営業時間終了と同時にお電話いただきました。ギリギリセーフで出張バッテリー交換。

一昨日、はやりのウイルスか胃腸炎かなんかで、げろを吐いてたうちの下のちびっこが3歳になりました。当時新車でご購入いただいたお客様のプリウスも、ついに車検の時期を迎えました。これから増えてきそうです。

ところで、車検時、ハイブリッド車で他の車と違う整備ポイントとしては、

・整備モードでブレーキテスターやヘッドライト、排ガス検査をすること。

・ブレーキエア抜き(フルード交換)を診断機かテスターで実施すること。

・一応、診断機をかけてハイブリッドシステム関連の故障コードがストアされていないか確認すること。

トヨタ車のブレーキエア抜きに関して、車種によりいろいろとやり方が細かい点で違っています。基本、非ハイブリッドECBでも基本的には同じですが、部品交換しないエア抜きは診断機でも整備モードでもできます。(マスターを替えたり、フルードが完全に切れた状態でのエア抜きは診断機がないとダメみたいです)

で、今回ダイアガンを使った場合のやり方を自社用にまとめてみます。トヨタ診断機と同じだけど、説明画面が違ってくるので、備忘録的に記録します。他と比べて使い勝手はどうかも検証です。

01 02 03 04

ここから、ただのエア抜き(フルード交換)と、大がかりな整備と別れてくる。

05 06

オートスキャンを選択。ここから先はダイアガンの画面プリント機能がないので、デジカメ画像。整備書ではフルード缶を立てたらペケ。その次、「レベルセンサーのコネクターを抜け」と指示有。トヨタ方式だと抜かなくてもよいが、指示通り抜く。

07 Ds08

ここから、実際にフルードを抜く作業。

下の画面になったら、右後輪のプラグにレンチをかけ、「ペダル踏んでー」の合図で踏みっぱなし。

レンチで緩めるとじゃーっと抜ける。

あまり長く抜き続けると、ポンプモーターを痛めるし、フルードの補充もしないといけないので、閉める。

必ず閉めてから「ペダル離してー」と言う。

補充する。

「ペダル踏んでー」→緩める→出す→閉める→「ペダル離してー」

補充する。

このサイクルが終わったら下画面の確定を押して次に進む。

09

上の画面(右後ろ輪)の次の画面は、左後ろ、左前、右前。

前は普通に繰り返し踏み込む普通のやり方。

全輪終わると、アキュームレーターの減圧モード。指示通り待って、「確定」を押す。6サイクルあるが、特にブレーキ操作などは必要ない。待ってはボタンを押すだけ。

10 11

マックスレベルを合わせる。

13

IG OFFでコネクターをつなぐ、とあるが、IG OFF後ハイブリッドシステムが完全に落ちるまで待ってからつないだ方がよい。

14

これで終了。

コネクター抜き差しのタイミングがずれると、

Pf5e

となる。クリアすれば消える。


三菱車の診断

2012年07月11日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

この一年、試験運用して見た結果、ほぼだいたい、ほとんどの国産車+ワーゲン/アウディーが通信できて、かつ診断もできたように感じます。故障のほとんどない新車~4,5年の高年式車はあまり試す機会がありませんのではっきりしたことは言えませんがたぶん大丈夫と思います。また、あまりに古すぎて16ピンカプラーのない車はそもそも接続ができないのでだめです。あと24V車はだめです。それ以外はいけていると思います。

ただし、三菱車だけはうまくいかないことが多い。販売元に、海外版の12ピン+16ピン変換アダプターを使ったらどうか?という問い合わせをしてみたこともありました。同じことを考えた人がいたらしく、ランチテックの販売店ですでにテストしてみたらしいですが、結果はNGだったそうです。

現時点、故障で入庫するのは16ピンが搭載された99年あたりから2005,6年頃のトッポBJとか、ミニキャブとかミニカとか。ホームページから適応車種リストを見るとほとんど対応しているように書いてありますが、通信しないものがほとんどです。2006年以降のekワゴンとかいけます。でも2005年のekワゴンはダメだったりします。

これはあくまで、画面表示の通りに正直に選択していくと、古い車はつながりません。分かれ目は2005年までと2006年以降のようです。別に発見したわけではなく、三菱の場合、かならず下記画面がでるためです。

Dscf4776

これで2005年までの車だからといって、「2005年まで」と選ぶとほぼダメです。なので、2005年までの車でも「2006年から」を選びます。

Dscf4780

この写真のように似たような車を選んでいけば、車両通信までたどり着きます。ここからアクティブデータなどを読んで、明らかにおかしい数字が出ていない限りは診断に使えると思います。(あくまで自己責任で)

www.arb.ca.gov/msprog/mailouts/msc0110/msc0110attacha.doc

などの記事を読みますと、アメリカのOBD2は、データストリーム等の診断用にPIDという独自のアドレスをもうけさせるようになっているようです。それも16進数で2ケタ程度。さらにその数値も2ケタ程度。診断に最低限必要な項目を最低限必要な情報量で読み取ることができるように決まりごとがあるようです。これがジェネリックOBDで汎用診断機で各社のデータが読み取れるようになっています。トヨタの診断機でアウディーも読めるようになるでしょう。実際、各自動車メーカーの診断機が他社の車も読めるように法規制化される予定だそうです。

PIDに使用される元のデータはどんなものでしょうか?最近の車は32bit化が進み、関数も昔のような、00からFFまでの二桁16進数で分解能がたった256しかない数字では、制御しきれなくなっています。4ケタに増やすどころか、浮動小数点演算もしています。

前置きが長くなりましたが、車種選定を間違えば、明らかにおかしな数字が出てきます。ただ、同じメーカーの車(同じコンピューターサプライヤーがプログラムしたECU)なら、OBD2のPIDの考え方と同じように、診断用のパラメーターを共通のアドレスに格納してあるはずです。たぶん。なので、データの見方は診断者の経験と勘次第で、つながらない車両も「つないだ状態」にできるわけです。(あくまで自己責任でお願いします。)

http://t-motors.jimdo.com/


ワーゲンいろいろ

2012年03月14日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

ワーゲンの入庫時に、ダイアガンX431でどんなことができそうか、いろいろと画面にタッチしてみました。

Vw7

インスペクションランプが消せそうです。

1

上はコンピューターアクセス時に表示される画面。

Vw5

いろいろあります。バッテリー交換のとき云々かんぬん・・・。

Vw6

これは、OBDに義務付けされた機能の一つ。いわゆるOBD MODE06というやつです。

断線/ショートや燃料制御リッチリーンの自己診断などは、エンジン始動中は常時モニターして当たり前です。しかし、触媒やO2モニターなどはある走行条件にはまらないとモニターできないものもあります。 こういうケースはひとつのドライビングサイクルで1回モニターすればよいわけですが、本当にモニターが作動した上でチェックランプが点いていないのか、単に作動していないからランプが点いていないのか見分けるためのページです。

海外の車検では、検査場でチェックランプが点灯していなければガス検OKになります。

例えばO2センサーが故障(単にセンサー内の断線とかだったら断線の故障コードが入ります。この場合の故障とは、O2センサーが断線してないまでも、反応が鈍いとか基準空燃比がずれているような故障です)していても、検査場に入る直前でバッテリーリセットしてランプを消し、O2モニターが作動しないようにゆっくり走って検査場に入り、OKをもらう人が出てきます。

そういう不正がないように、MODE06も確認して、モニターが全部作動して(画面で言う「パス」)なおかつランプも消灯しているよ、だからOKくださいね、ということです。

ちなみにこの車は、2次エアモニター以外は、ほぼカリフォルニア規制並みにモニターしてますね。

http://t-motors.jimdo.com/


フォルクスワーゲンとアウディの互換性

2012年02月24日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

当社のお客様の入庫車は国産車が主ですが、たまにアウディー、ワーゲンのお客様が来られます。

リース(モニター)中のダイアガンX431ですが、国内8メーカー+アウディが診断できるようになっています。ワーゲンは、例えば4代目のゴルフあたりからアウディーとプラットフォームが共通になり、エンジンもアウディー製が搭載されています。なので、アウディの診断プログラムでワーゲンが診断できれば、ほとんどのお客様に対応できるということになります。

今回、中古車でゴルフDOHC1.8Tが入庫したため、アウディーの診断プログラムでワーゲンが解析できるか調査しました。

結果、車両適合をパスし、故障コードをみれるところまで確認できました。(あんまり触ると何か起きそうな予感がしたため、いろいろ機能が設定されていましたが調べませんでした)

Vw1


アイドリング回転数初期化

2012年01月21日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

2006年式 日産セレナ C25

車検入庫いただきました。どうもアイドル回転数が高すぎるようです。エンジンスタートで一気に3000rpmぐらいまで吹け上がり、Dレンジにするとまた一気に下がり、Nにもどすとまた3000ぐらいまで上がります。暖機運転だからかと思いましたが、ほかのC25とくらべても高すぎます。暖機後も高かったです。

エンジンルームを見るとバッテリーが新しく、お客様が直前に交換されたようです。

いわゆる「TAS学習ができていない」状態になっているのでしょうか?

日産の場合、TAS学習は手順を追っていけば診断機なしでもできるようですが、今回はダイアガンX431で実施してみたいと思います。モニター期間終了まで積極的に使いたいと思います。

まず故障コードを念のため検出します。

C25_4_j

んっ?コードが入っています。しかも「ISCシステム」というアバウトな指示です。

話がそれますが、こういう点がX431の評価が低いところかと思われがちです。故障診断で重要なのは、その結果をどうとらえてどういった修理に結び付けるかが重要です。なので、このケースで大事なのはP0507がジェネリックOBDでどういった故障を示すか、メーカー固有で意味が異なってくることはないか、など総合的に判断することです。日産車でP0507はどういう意味でどう対処しなさい、一から十までご丁寧な解説はありませんが、価格やBluetooth機能にメリットを感じているので、あまり問題はないと思います。解説がなければ、調べればよいし、データストリームやアクティブテストを使って、確信を追求していけばよいのです。

具体的にはP0507は、目標アイドル回転数より実回転数が高い、という意味です。(P0506はその逆)

バッテリー交換時の詳細が不明なのでなぜ故障コードとしてストアされたのか不明です。何か不具合があるかもしれません。それか日産はバッテリー交換時にメモリー電源を取っていなければ、すべてこうなるのかもしれません。

ちなみに完全暖気時のリアルタイムデータです。

C25_5j

水温は90℃以上あるのに回転数は1000rpm以上あります。

次にTAS学習をさせます。機能がいくつか選択できるので指定して実行します。

C25_3_j

いろいろと機能があります。時間の都合で試してみていませんが、メーカー固有のテストができるようになっています。

通常、車載コンピューターの自己診断機能は大きく分けて二つあるとイメージできます。一つは運転中ある一定の条件がそろうとそれがトリガーになって診断を開始します。(断線短絡チェックなどは常時診断していますが)

2つ目は、外部の診断機からトリガー情報を入力してやると、車載コンピューターにあらかじめ用意されたプログラムが起動され診断を行うケースです。

メーカーによって違うと思いますが、外部診断機がまず、通信準備のコードを送り(IDやパスワードのようなもの)、起動させたいプログラムの番号を送り、必要があればその数値も指定します。そういった一連のデータながれが、例えばCAN通信のデジタル信号として送信されています。

こういった汎用診断機でも、メーカー純正の診断機+そのメーカーの車を準備してそのデータを解析すれば、同じ作業をさせることができる、ということだと思います。どれだけ豊富な作業サポートを準備できるかは、その診断機メーカーさんの根気と努力です。

ダイアガンX431はその価格、ボディーに比較して、非常に豊富な機能を持っていると評価できます。(翻訳などの難点はありますが、英語が得意な人は、英語設定にして使った方がよりわかりやすいかもしれません)

これでTAS学習完了です。

アイドル回転数が下がりました。

故障コードも再ストアされることはなくなりました。

C25_6_j

http://t-motors.jimdo.com/


過荷重でABSランプ点灯?

2012年01月20日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

MC21S 2001年式

ガソリンスタンドでポリタンクに灯油を入れてもらって帰っているときにABSランプが点灯した、ということで来店されました。来店時にはすでに灯油は降ろしておられたので、再現テストができず結論が断定できませんが、あまりにも後ろ荷重が重すぎて前後輪の回転差が発生したために、故障コードがストアされたのではないかと推測されます。

Nasumc21s_abs

しかし、あいかわらずX431は翻訳が上手ではありません。

「歴史的な故障」???

いわゆる過去故障コードのことだと思います。

ペンディングコードのときはどんな翻訳になるか見ものです。(単純に仮故障となるかも)国内仕様車自体、新規制のJ-OBDに対応した車が出回ってないという現状もあります。J-OBDの故障診断では、断線/短絡以外に、触媒モニターやO2センサーモニター、が追加されるので、このような良否判定がきわどい項目は、「一回様子見」のペンディングコードが出てくるはずです。

でも、過去の国産車でも燃料モニター(フィードバック量ずれモニター)などの機能が搭載されている車もあるので、こういったケースではペンディングコードがストアされると思います。

http://t-motors.jimdo.com/