~他人と比べるな、昨日の自分と比べよう~

昔話の自動車屋
松江市鹿島町 (有)田村モータース
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シフトロックが解除できない(ホンダアクティー HH6)

2011年03月11日 | 修理整備全般

20万キロ近く走行したアクティー。シフトロックが解除できないということで入庫。ブレーキを踏んでも、シフトレバー付近で「カチカチ」という音がしない。念のためブレーキランプも確認すると、点灯しなかった。

早速、単体テスト。シフトソレノイド、ブレーキスイッチとも正常。ということで、ブレーキ系統、シフトソレノイド系統の連携を確認するが、よくわからない。結局、配線図をとりよせ、確認することに。

ブレーキSWはホーン電源から12Vの供給を受け、SWが入ると、そのままブレーキランプへ電気を流す。シフトロックも同じ流れかと思えばそうではなく、ブレーキSWの信号を受け、ヒューズBOXの電子回路に入り、シフトロックSOLをアースに落とす作動をさせる。(シフトロックの片方のピンには常時(IG ONのみ)電源が入っている。)

上記の結果、ブレーキランプ、シフトロックともにNGということは、ブレーキSWに電源が入っていないと考えられる。ブレーキSW直前の電圧を測るとやはり「10V」といういいかげんな電圧になっていた。ホーンヒューズからSWまでのハーネスをぐりぐりすると、10Vが2Vになったり5Vになったりした。ぐりぐりをすこしずつ位置を変えながら続けると、もっとも電圧が変化する場所が特定できた。

ビニールテープをはがし、ハーネスを確認すると、腐食によりホーン電源の一本が切れていました。配線図があればすぐわかった話ですが、はじめは配線図無しでも解決する案件だ、と判断すると、逆に時間がかかってしまうという事例でした。

Harnes


2JZ タイミングベルト ウォーターポンプ交換

2011年03月11日 | 修理整備全般

クラウン 2JZ の整備です。例によって、クランクシャフトプーリーボルトはかなり硬く締まっていて、大型トラック用のインパクトでも緩みません。ハンドツールでやろうとしても、シャフトの固定が悩ましく、ATのプレートギアをロックしたとしてもギアの歯が欠けそうだし、プーリー固定SSTもないので、作業が止まりました。結局、ディーラーさんにSSTをお借りして緩めました。

交換部品には、純正同等の性能保証がある社外品を使用しますが、今回ウォーターポンプの同梱部品について、疑問があったので書き記します。

ポンプを脱着する際、サーモスタットケースをポンプ本体から切り離す必要があります。つまりサーモスタットがポロっと出てきます。ということは、再度組み付ける際に、サーモスタットのガスケット(Oリング)を交換する必要があります。通常、社外ウォーターポンプは必要なOリング等が付属している(純正品はもちろんありません)のですが、この2JZ用の商品にはサーモのOリングはついていませんでした。あとから、「それは別注文になります」といわれましたが、それを先にゆってほしかったです。または、パッケージに注意書きを書いとくとか。いつも利用しているセット商品なだけにOリング等についてはノータッチで安心していました。

さらに、いえば、要らないOリングが入っていました。(写真の赤いOリング)大きさからして分解した部品のどこにもそれらしき大きさの部位は無し。要るものが入ってなくて、要らないものが入っていました。是非改善してもらいたいと思います。メーカー側が気づいていないだけかもしれません。

Jzx


合格!

2011年03月01日 | 自動車検査員

2月1日に試験が実施されましたが、その結果が本日Webに出ておりました。勇気を出してクリック!・・・・・、無いはずの受験番号が書いてありました。なんと合格でした。合格率は12.8%。驚異の難関でした。

というのも、「試験開始」の合図とともに、問題用紙を開きましたが、その内容がいままで練習していた過去問の傾向とがらっと変わっていて、本当に頭の中が真っ白になりました。その時点でアウト、と思い、半年先の再試験を受けている自分を想像してしまいました。いつもなら自宅に帰り早速自己採点するところですが、放心状態になり、発表までの1カ月なんにもしませんでした。

今日、その試験問題を読み返してみましたが、4割がた新規問題のようにみえます。講習会では「2割ぐらい新規がでますよー」などと言われておりましたが、あてにならず。通常、問題が分からないときは教科書を見れば書いてありますが、どこを探しても書いてないような「応用」問題的な内容が多すぎです。しまいには「中国運輸局管内においては・・・」とかいうローカルネタも出て、内容自体が難しいわけではないのに、ローカルワードを見ただけでビビってパニックになりました。しかもそんな文章自体いままで講習で説明されたことも見たこともないものでした。私の勉強不足なだけかもしれませんが。

「・・・の事業場の場合、充電器をそなえなくてもよい」→「充電器」という、このような重箱隅的問題もあり。

「・・・する自家用有償旅客運送の・・・」の「自家用有償」の部分だけが歯抜けになっている問題。普通、「自家用」の部分だけとか、それか、どうせやるなら全部歯抜けにするべきと思いますが・・・。

「前面ガラスの上縁20%に着色フィルム(可視光線透過率)が・・・」 これはよく見る問題ですが、前面ガラスではなく、助手席側だったら?という問題。

「尿素選択還元型触媒システムは・・・」これは時代にマッチしたいい問題。受ける側には難しい問題。

「昭和58年に製作された・・・」やっぱり出ました。

あと、「小数点第3位以下を切り上げ、小数点第2位まで求めること」  もし、0.500000・・・という計算結果が出たら、解答は「0.50」でしょうか「0.51」でしょうか?

いずれにせよ、これにて年度末の一大イベントがひと段落しました。なんども合否の夢にうなされてきましたが、今晩はゆっくり寝れそうです。