ちょうどよいサイズのマフラーサイレンサーを取り寄せ、エンドピースと接合し、車体にレイアウトしていきます。
くされた部分を除去して、ボンデ鋼板で溶接してきます。
ちょうどよいサイズのマフラーサイレンサーを取り寄せ、エンドピースと接合し、車体にレイアウトしていきます。
くされた部分を除去して、ボンデ鋼板で溶接してきます。
毎度毎度、壊れるたびに、他車から移植しております。今回は、パワーウインド。昔ながらのギア式はもうダメみたいです。ワイヤー式にしようと思いましたが、手ごろなのがなかったので、H42Aから移します。ポン付けとはなりませんが、穴を何か所か開けるだけでOKです。
ボンネットにエアダクトを取り付けて、冷却水温上昇を抑えたい、というご要望です。
といっても、こうやって切って、貼る、という作業です。ダクトはちょうどいい製品がなかったので、三菱の純正部品を使いました。
バルクヘッド 室内エバポレーターのエンジンルーム側。エバポは、12aそのまんまを使うので、このジョイントは12a配管を使う。ただし、太いほう(低圧側)は90度曲げ以降をカットして、R134aのダイハツムーブ用とアルミロウ付け。細いほう(高圧側)はR12用をそのまま使う。
エバポからの高圧配管はバッテリー下のジョイント部から先もR12用をそのまんま使う。
R12a用をコンデンサー前で右に折り曲げカット。ここから先はマニホールドゲージ用高圧ポートと圧力センサーが一体になったR134a用の部品(スズキ)をつなげる。
R134aのガス圧は設定が高いらしいので、こちらは線をつながない。R12用センサーを使う。
さらにコンデンサーとつなぐためにジョイント。
ゲージポートAssyとコンデンサーを長い高圧パイプを配管する。
コンデンサー下の入口へ。
コンデンサー出口はダイハツL900S用を少しだけ使い、後はロウ付けで繋ぐ。
ボンネットヒンジベースに穴をあけて、配管。
コンプレッサーへ入れる。ここはホースを切って、そこへパイプを突っ込み、禁断のホースバンド4丁掛け。
バンドを仮止め程度に締めたままで、真空引きガスチャージしてしまったが、それだけでも高圧負荷で抜けることもなく、漏れなかった。
コンプレッサー低圧側からは右へ出して左後ろのエバポレーター方面へ折り返す。
折り返し先はロウ付け2か所で角度を合わせ、エバポ低圧側へ戻す。
ハード構成は以上。
制御は、FC3Sコンピューターで行う。
コンピューターのAC入力O(青橙)をアースさせることで、コンピューターL(青白)からマグネットONのトランジスタがONになる。LをがアースになることでリレーがONするようにマグネットリレーを配線。このリレーのコイル電源はIGから取るが、マグネットの主電源はACCからとる。(始動時にマグネットを切るため)
O端子はプレッシャSW、フロストSW、エアコンONSWを直列に介して、アースにつなぐ。すべての条件がそろったときにO端子がアースになるようにする。
O端子にはついでに、クーリングファンリレーのコイルアースもつないでおく。
コンプレッサーが壊れてしまって、いまさらR12仕様をお金をかけて直すより、いっそ134aにしてしまいたい、というご要望をいただきました。
使う部品は以下の通り。
コンプレッサー:スズキワゴンR MC21S
エバポレーター:ダイハツミラ L250S
ホース類:最近の軽自動車
ジョイント:フレアジョイント
ということで、現時点までの状況です。
タワーバー下あたりにコンプレッサーをつけています。パワステと供回りになるように、スペーサーで前後位置を調整します。
コンデンサーの上にボルトを通して、ゴムブッシュとします。
搭載した図。
上が134aの口金。下が旧R12の口金。R12の口金を134aのパイプに合体させて、エバポレーターと接続します。
エバポレーターは純正を使います。さすがに軽自動車のエバポレーターを切った貼ったでレイアウトするのはやめました。
インタークーラー破損により、以前より少しずつ作業を進めさせていただいておりました。本日、形になったので、あとは細かい修正をかければOKです。
ちなみに、この輸入パイピングキット、FC3S用なので当然切った貼ったが必要になります。切るのは簡単ですが、そのあとの抜け止め加工も重要です。で、専用工具は高いのでもちろん自作工具で加工します。そこそこの出来栄えだと思います。
基本、何十年前のままのエンジンルームなので新品のパイピングが輝いてみえます。
ターボ出口付近は2次エア関連の部品がぎっしりあるので、そこに極太のパイプを突っ込むために、お客様の了解を得てベルトサンダーで削りました。ターボ出口:直径51mm→パイプ64mmに変換するシリコンホースを別途用意しました。
アイドルバルブ用のホースが遊んでしまうので、ミツマタにして、ブローオフバルブと接続。ゴムホースを何本も切ってつじつまを合わせています。(上の写真の、ブレーキマスターとストラットの間の辺。)
30馬力ぐらいアップしたような気になります!かつ、渋い!
FC3S純正のターボタービンなのに、前置きインタークーラー付けます。13BTポン付なので、インタークーラーはエンジンの上。SA22Cはボンネットに穴が開いていないので、冷えません。そんなに冷やしても、過激に走るお客様ではありませんが、理屈にあわないレイアウトはいやなので、作業の依頼をお受けしました。
で、部品代が高いので、またアメリカから輸入しました。
インタークーラー本体がだいたい9000円ぐらい、パイピングキットが10000円ぐらいです。このキットはFC用なので、スロットルボディーの接続部品が含まれています。あくまでFC3Sのキットなので、SA22Cに13Bを載せた時用のものではありませんので、細かい現物合わせ作業が予想されます。
右側は、FD3S用のM'sエアクリーナーやダミーのメタポンを移動させるため、パイプを延長したり、ステーを作ったり。エアクリは最終的にラジエターの真ん前にしか、居場所を見つけてやることができませんでした。SAのエンジンルームは狭いです。
フレームを溶接して、インタークーラーの土台を作り、リトラモーターの横に穴をあけ、バッテリーを55B24Lから40B19Lに替え、ずらし、その他邪魔になるものを全部取り、またはずらし、結局、予想通り今日一日では完成しませんでした。ICを目一杯前にセットしてますが、パイプを少し短く切らないといけません。SAのほうがノーズが長そうなのに。
あと、タービン出口50Φ→パイプキット63Φをつなぐジョイントホースはキットに含まれていないので買わないといけません。2000円ぐらい。
普通に国産キットを新品で手配したら、10万円コース?になるんでしょうか。
このSAはとにかくお金がかかってません。
ちなみに、いまのところの国産リサイクル車流用パーツは
エアコン→ダイハツムーブ、スズキワゴンRの複合エアコン(R134化のため)
ラジエーター→FD純正中古
サブタンク→アルトHA12S中古
燃料ポンプ→ワブロー480L(アメリカ製)
フロアカーペット一式→マツダアテンザ内装フェルト
エアコンパネル→ボンゴ
サイドステップ→ムーブL900S
Fブレーキキャリパー&ディスクローター→FC3S
リアハッチダンパー→ミニカトッポ
エンジン→FC3S
純正品が欠品になっても、SAは生き残ります。
車を乗り換えられるということで、譲っていただいたユーノスコスモから、心臓部である20B 3ローターエンジンを降ろしました。以前、ユーノスではない昔のコスモの13Bのブリッジポート仕様を、ウェーバーダウンドラフトでSA22Cに搭載しようと考えておられましたが、20Bが入手できたので計画を変更されたようです。とりあえず確保します。FD3S,FC3Sの13BT,13B-REW
たまたま整備書もいただいたのですが、それにはボンネットを外して上から抜くように書いてありました。しかしクレーンがないので、下から下ろしました。
シーケンシャルツインターボはSA22Cのステアリング周りに干渉しますので、さっさと外します。
SE3PのNAローターを持っておられるそうなので、ゆくゆくはターボ無しのNA仕様にと考えられています。制御はe-manage等のサブコンピューターで検討しています。
そんなことより、SA22Cのエンジンルームに入るのでしょうか?それが一番の問題です。
ちなみにその作業の日の天気はこんな感じでした。
前の土曜日に車検の終わったリフトにコスモを搬入して作業開始。ある程度ハーネスなどの処理をしてその日は終了。
待ちに待った日曜日。
これです。
昨年の松江の大雪に比べたらたいしたことはないのですが、今回は鹿島町も恵曇から講武までまんべんなく積ったようです。
外した不要パーツを捨てに行くにも雪かき、下ろしたエンジンを運ぶにも雪かき、ドンガラの車を工場から出すだけでも雪かき。作業の半分は雪かきでした。
本当はドンガラはユニックのウインチで引っ張って、そのままスクラップ置き場までもっていく予定でしたが、肝心のユニックが動かせませんでした。
翌日は最悪にひどい筋肉痛になってしまいました。
フューエルポンプが届くまでの日数と金額をまとめます。
8/1 入札完了メールもらう
8/3 落札完了メールもらう
8/3 お金を振り込む
8/5 振込み完了メール届く
8/9 テキサスからの荷物がカリフォルニアの代行業者に届く
8/9 日本への発送依頼をかける。→ヤマトから発送メール届く
8/14 荷物受け取る。
経過日数:正味13日(時差とか細かい話は除く)
振込み額:24,125円
着払い時額:2538円
合計:26663円
結果からすると、大きなミス(ポンプ仕様間違い、ワッシャー未梱包)はあったにしろ、妥当な金額・日数で、「ちゃんと手元に届いた」ということが、高く評価できます。
個人輸入に関するウェブ上のコメントなどを見ると、「対応が悪い。連絡がつかない。届かない。」など、マイナスコメントばかり目立つので、非常に怖いです。
なので、以下を注意の上、トライしてみてはいかがでしょうか。(当方、責任持てません)
1、代理店をウェブ上のコメントを読んだりしてよくよく吟味する。
2、見積依頼をかけたり、質問したり、事前のメールやり取りをスムーズにやってもらえるか試してみる。
3、競売形式のものより、ショップが出品している即決定額の商品を買う。
4、同じショップであれこれ買わない。店員が混乱して、間違った商品が梱包される。
5、ダメ元精神が必要。
6、円高の今が買い!
テキサスからカリフォルニアの輸入代理店に商品が届いたというメールが入りました。このメールに対し、日本への発送Goサインを返信します。予想以上に早く日本に入ってきました。到着時に、国内配送料と関税、内国消費税を支払います。ちなみに米国内はポンプ会社負担で送料無料でした。
関税とか莫大にとられるんじゃないかという不安がありましたが、レシートを見ると、関税0円、内国消費税800円、着払い運賃1738円ということで、合計2538円でした。これに商品代を足すと総額約25000円でポンプ2本買える、ということになります。
もう一点、「頼んだ通りのものが届かない」という不安がありました。さっそく中を開けてみると、
なぜか同じ大容量ポンプが2本、SA22Cアタッチメント用ワッシャーが入っていない、
というお粗末な結果でした。でも無事に物が届いただけでも満足です。
注文したのは、SAにポン付できるポンプセット(低容量)、ポンプ単品(大容量)、ポンプ単品に組み合わせて使う出入り口ニップル→つまり、ポンプ2本・ニップル4個・SA用ワッシャー、ターミナル類です。
ポンプ2本は2本だけど、スペック違いになるはず。だけど両方とも大容量だったのでよしとします。両方とも大容量ポンプであるGSL392(255L/h)と刻印してある。
問題は「ワッシャー」。キットの写真にも、思いっきりSA用の大径小径ワッシャーが写っているのに、ニップルをポンプにつける際の銅ワッシャーのみ。米人にとってはこの程度の発注が「複雑な発注」のレベルになるようです。
プラスチックのカバーがついた頭(パルセーションダンパー)を外すと、大径小径のワッシャーに挟まれたパイプが取り外せます。このパイプは8mm。
取り外したところ(出口)は12mmのニップルになっています。
純正品はこの中に逆止弁が見えますが、購入した12mmニップル単体には入っておらず、ポンプ本体に組み込まれているようです。
純正品から取り外したワッシャーやパルダンや8mmパイプを、今度は購入したウォルブローポンプに取り付けます。全長が2センチ程度長くなりました。
左が12mmニップル。通路内径が純正品より狭い。なので、純正品についていた円錐形フィルターは入りません。ホース内に収めるようになります。
SA22Cの燃料供給システムは「インラインフューエルポンプ」というもの。FC3SやFD3S以降はインタンクというタンク内にポンプが入っているタイプに変わっています。というか、現代車はほぼインタンクです。
なので、純正部品以外を探そうとすると、ヤフオクなどネット通販でもまったく出てきません。スバルのサンバーがよく似たインライン(アウトタンク)ですが、660ccなので3~4本ぐらい集めないとだめです。汎用インタンクを買って、SAのタンクに押し込む等、考えましたが燃料系統で奇抜な発想を採用するのは危険が伴うのでやめました。
ということで今回は、海外オークションに挑戦します。といっても実は2度目で、過去、米国滞在中にebayをやりましたが、なにせすべて自分の日本語英語でやり取りしたためか、クレジットカード番号が漏れて、オクラホマかどこかの山の中のショップで悪用されるという事件が起こりました。(日本円で20万円相当だった記憶があります)幸いにもカード会社の早期発見で大事に至らずすみました。
なので、インターネットで「オークション代行、海外通販代行」なる業者を見つけたので、そちらでお願いしました。
購入するパーツは以下の13B用ポンプ。アタッチメントがすべてついているのでアウトタンクとしてSAにポン付けできます。でも海外モデルはノンターボなので、たぶん容量的には将来不足すると思います。そこで、アタッチメントのない大容量ポンプも同時に購入。アタッチメントを取り替えればいきなり255L/hの高級品になります。直接取引ができる人であれば、このお店に「ポンプは255L/hのにアップグレードして」と頼めば、SA用の255L/hが入手できます。ホームページには「タダで255L/hにアップグレードできるよ」と書いてあります。
まあ、国内純正新品の価格の半額で、予備も含めて2本も買える計算になるので、お徳かなあと・・・。どうせ純正品といっても保証があるわけでもなし、旧車だから予備があるほうが心の余裕ができます。しかも円高が加速していて為替相場的な時期としても好都合です。
ボッシュとかも考えましたが、接続キットの入手を考えるのが面倒です。高いし。このウォルブロー製品なら、キット豊富、スペック、サイズ簡潔明瞭で価格もリーズナブルです。口コミや日本での実績はあんまり知り得れないですが、とりあえずやってみようというのが今回の企画です。
商品の到着が楽しみです。この間に、タンク掃除を進めないといけません。
全塗装を終えて、登録業務を始めようとした日、それは停止しました。3年前、構造変更検査のため臨板を取得する日の前日もそうでした。初爆がないので、燃料ポンプだとは思いつつ、そうであってほしくないため、プラグをチェックするという無駄な作業をしましたが、やはり願いはむなしく、ポンプという結論に至りました。
前回はお金に余裕があり、時間もなかったので、速攻で新品純正部品に交換しました。金額45000円。
今回はお時間をいただき、原因をつかむためまずは分解調査を行いました。
古い車なので、タンクからのごみなどがかみこんでロックしているかと思ったのですが、電源直結テストのときにパチリとも火花が飛びませんでした。ということは電気がそもそも流れていない状態にあったようです。(くれぐれもテスト時は引火に注意)
コンミテーターに膜が張ったようになっており、ペーパーで削ってやると回り始めました。
この車を購入されてからまる8年以上。しかも、まともに動いていた時間は1年程度でしょう。それ以外はレストアか、海外赴任時にほったらかしにしていたか、いずれにしてもタンク内のガソリンは8年前のものが90%ぐらい残ったままになっているはず。この古い燃料がコンミテーターに付着して絶縁状態になったものと予測されます。
構造変更検査後の試運転でも、突然エンジンが吹かなくなったこともありました。そのときはエアフロかなにかコンピューター系統を疑いましたが、このポンプ不具合が原因だったと確信できます。
ブラシも十分残っています。
ベーン系統もゴミは見つからず。
これは燃料タンク内のフィルター。30年間タンクにつかりっぱなしで年季は入っていますが、きれいです。(いわゆるフューエルフィルターはタンク外に別に設置されています。これもサビなどでつまっている様子も無し)
タンクの外側にサビが少々。これならサビ転換剤か何かで処置できるレベル。
ということで、タンクを一応念のため洗浄して、組み付ければまだしばらくはやれそうです。
問題は燃料ポンプ。同じものを45000円も出して買いたくないとのこと。しかも、エンジンは排気量が増えているので、供給量がアップしたものを装着したい。悩むも結論が出ず、再び車両は長期預かりとなりました。
かなり時間がかかっていますがブリッジポートです。いわゆる3mmブリッジですが、ちょっとした問題があります。つい最近、RX-8用の10.0ローターが手に入ったので、これをこのブリッジポートのサイドハウジングで組めないか、と言われました。そこで、現物で確認してみました。
RX-8のアペックスシールは厚みが2mmになっただけでなく、なんとシールの高さ自体も短くなっていて、厚み3mm時代のアペックスシールをベースに作ったブリッジポートには、すっぽりと落ちてしまうことが判明。要はポートが大きすぎたのです。多分、3mmシールでも2mmに薄くなった直後ぐらいまでは高さも高かったのだと思います。(FDの最終型まで?でも、FC、FDは国内仕様はターボしかないので、今回のウェーバーNA仕様にはどっちみち使えません)
ということで、当初の予定通り旧型ローターで組むしかありません。旧型ローターベースで彫ったのだからなんら予定通りではありますが、サイドピースがひとつ紛失しているし、コーナーシールのゴム部分が吹き飛んでいるので、高額の部品購入が必要な状況でした。ここでRX-8のローター案が浮上したので、部品の心配もなく、ついでに高圧縮化も望んだのですが、当初の計画に戻ったというわけです。
別の手としては、FC、FDのエンジンを手に入れて、再度ポートを掘りなおすか・・・ こちらもしばらく前に進みそうにありません。もしばらくお待ちいただくことになります。