ブックオフで古いが面白い本をみつけました
ロシア革命で虐殺されたというロシア最後の皇帝、ニコライ一家を扱ったものです
皇帝一家全員の虐殺はあったのかなかったのか、真相を求めてBBC(英国放送協会)の
二人の記者が四年越しの調査結果をまとめたものです
<われわれの歴史とは公認された作り話にすぎない>
定説とされている虐殺説もまたしかり、次々と暴露されていきます
第一次世界大戦当時の各国の情勢と、アナスタシア皇女と名乗る女性の出現により揺れる
イギリス、ドイツの皇室の人々の戸惑いと思惑、革命を成し遂げようとするロシアの駆け 引き世界史をみているような面白さがあります
ただこの本は虐殺説に対する回答を出しているのではなく、新しい謎や疑惑を提供し、そ の答えはクレムリンの書庫のどこかに眠っているだろうという。
この本が出版されたのは1976年、ただ一人の生き残りでアナスタシア皇女に間違いな いといわれる女性の死も以前ニュースで聞いた記憶がある
本が出版されてからもこれだけ永い時間が過ぎたというのにいまだに真相は謎のままなん でしょうか、
クレムリンの書庫は閉じられたままなんでしょうか。
真相が知りたいものです