今年の大きな被害を振りまいた台風の訪れもようやく
治まった様で、いよいよ秋の行楽シーズン、紅葉の季節を
迎えます
私の住む県は、高く深い山ではないが、中央に山を控え
どの方面からも山越えの道が縦横に通っていて、よく
山越えで海に出るのんびりドライブをしたものです
独りで運転するときは、どんなに遠回りになろうと海沿いの
道を通ることにしている。
海沿いだと一本道で迷うことはないが、山にはいくつもの
入口があり、私、必ず迷うに決まってますので<笑
ある時、どこから入ったのか、深くもない山道をのんびり走って
いて、行き止まりに突き当たりました
この先は山林関係者しか入れません、引き返そうとして目に
入ったのは少し下に建っている一軒の民家です
大きな長屋門に広い敷地の先の山際に建っている民家
まるで平安時代の落人伝説の雰囲気を漂わせる古い大きな家
遠くからでも、築相当な年数が経っているとわかるこの家の
佇まい、いつごろからどんな一族が歴史をつないできたのでしょうか
中学の頃か、新聞で秘境・離島が連載されていました
当時の五木村や五家荘等秘境と言われたところも今は
観光名所となりスポットが当たっています。むしろこんな
山奥の一軒家の方が、変わりようがなく昔をそのまま伝え
続けているのではないかと思うと興味津々です
あの時声をかけて尋ねてみればよかったのにと後悔される
のですが、今となっては道程も分からない幻の土地です
まるで白昼夢のような出来事を今でも忘れることがありません
行楽シーズンを迎えます。紅葉狩りを楽しみながら今一度尋ねてみたい
同じ県内の山の中、どこなのか、いつかわかることを
期待することにしましょう