今日は彼岸の入り 墓参りです
先日、雨でながれた集いの帰り途中下車で
日暮里 谷中墓地のプチ散策です
駅を出て崖を回れば直ぐに墓地に入り
真直ぐに延びた広い道、木々に囲まれた緑の中に
1本の白い花が咲き誇ってました
入り口の天王寺の境内には大仏様が鎮座ましまして、
散歩中の地元の方々が
門前で手を合わせて通り過ぎて行きます
天王寺大仏
今時の整然と向きを並べた墓地と違ってブロックごとにあっちを向いたり~
の墓石と誇示する巨大な石碑、
通りのあちこちには故人の偉業をたたえたこんなのも
<奥津城や つわものどもの 夢のあと> って感じです
先には名所桜並木があるようですが~、今日の目的の場所へ
残念ながら改修工事中でした
この通りは生活用品の店一つないような静かな通りです
地元の年配の方から声をかけられました
此処は日暮里発祥の通り、駐車場の奥に見える寺の間から夕陽が
落ちる、これが日暮里地名の由来だそうです
夕陽が落ちる先は今や駐車場になっていて(画像手前)
その方曰く <駐車場なくしてしまえばいいのに>
地元に生まれ育ち日暮里を愛し誇りを持たれているんですね
言動からうかがえます
今日はお仲間と手作りマーケットを開くのだとか
楽しまれているんですね、頑張って下さい
雨になりそうなので私失礼して。。。
駅へ向かっていると見つけました
覗きたかったのですが閉まってました 残念です
日暮里は寺の多いところ
ここは七面坂
卒業すると故郷へ帰った親友が一時下宿していたところ
左側に見える墓地はたしか高い板塀に囲まれ遠方にみえる高い建物などは
なく、当時より明るい感じですが雰囲気は変わりません
側にこんなお地蔵様が
当時もあったのかしら? 友に伝えたいけど
天国には携帯もつながりませんものね
駅への通りに出ると土地柄か喪服姿の人がちらほらと
そして創業90年というこんな佃煮屋さんが
逆に歩いてきましたが、駅の通りはこのお寺からはじまります
確か小説<安曇野>に描かれている寺だったような記憶が~?
駅へ下りようとしたとき
ひっそりと建っているのに気が付きました
今では桜並木の方が脚光を浴びているようですが
此処が本来の入り口だったのでしょう
狭い入り口と通路、ひっそりと見逃してしまいそうな佇まい
妙に納得できた霊園入り口でした
私の墓地の原点は父の眠る故郷の墓地、
小高い丘一山が墓地。真ん中に階段が通りそのひな壇一つ一つが各々
一族の墓地になっている。盆の夜には提灯の灯りで一団が丘を登っていく
今では幻想的な思い出だが、私はこの場所が怖かったし行くのを拒んだ
その反動か?妙な趣味や関心を持っているわけではありませんがチョット
だけ墓地に惹かれます
今では見られなくなったようですが、路傍に一塊になった小さな墓石群
を見ると、この辺りはかっては貧しかったのだろうとか、墓地の
在りようや刻まれた姓などから土地の歴史を想像したりと、面白い。
(何時もではありませんよ)
谷中霊園、此処は集合寄り合い墓地、故人、個人には関心はないし、
想像を掻き立てるものはありません
やはり桜見物でもしてる方が無難なようです
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