先日読んだコラムの中に
「私が山本周五郎の愛読者になったのは比較的遅く昭和
三十年代の半ば、大学生のころである。今思い出しても汗顔の
至りだが、ブルーストやカフカに凝り、ジェームス・ジョイス
やウイリアム・フォークナーのような難解な文学に夢中になって
いた時代である。
その時偶然に読んだ山本周五郎の短編が豪を啓いてくれた。
眼から鱗のおちる思いだった。
文学に、純文学や大衆文学の区別はないこと、差があるのは
良い文学と悪い文学であること・・・などを改めて教えられた
のである」 とあった
著者とは5~6歳の年の差はあるがほぼ同世代
その時代を質や量の違いはあっても同じように
乱読偏読、時代もあったのでしょうが、時代物など
手に取ったこともなかった私の転機もやはり
山本周五郎だった。
ある日先輩から渡されたのが 「青べか物語」
以来、ジャンルを問わず面白い本(心に残る本)を
求めての乱読
今回はこの本で。。。
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