女房殿に感謝Ⅱ

ワシも女房殿もブランド品やアクセサリ-・宝石類には興味がない。
だからじゃないけど、今まで女房殿もただの１回も何かが欲しいと
おねだりされた事がない。
ただ女房殿を始めに、愛する家族に惨めな生活だけはさせたくないと
懸命に働いてきたし、先祖代々続いた土地も手放さずにきたつもりじゃ。

これは自分が若い頃、描いとった将来像の最低限のラインじゃ。
自宅も32年前に建て、普通レベルの生活環境で子供も育て上げれたと思う。
もちろん先祖から受け継いだ不動産があったればこそじゃが、
それが無かったとしても、今の生活は出来とったと思うが、
ロ-ンはまだ残っとると思うね。

そんな生活を支えてくれた女房殿には心から感謝しとるんで
今、年金をいただける年になって、多少の経済的余裕があるかもしれん時、
今までエエ服も、アクセサリ-も買うてやれなかったんで
ここいらで感謝の気持ちを真珠のネックレスにして贈ってやろうかと・・・。

幸い最近、音楽仲間に宝石店の店長さんがいる。
彼にはまだ言うとらんが、相談してみようかね？
いくらぐらいするんかも見当がつかんが、
長い間、何のおねだりもなく、黙ってついてきてくれた女房殿に
目に見える形のものをプレゼントしたいと考えている。