幹事会当番

ゆんべは秋祭り保存会の毎月の幹事会があった。

ワシの所属する祭事班が今月の当番じゃ。

とはゆーてもワシは何年も当番の任務から

開放されとったんで、その間

何も準備とかした事はなかった。

それがいつもその当番の役目をしてくれとった

Y君が用事があって今回は出来んと

ラインでワシに泣きついて来た。

ワシにその時間がなかったら

N君にお願いしようと思うけど・・・。

との内容じゃった。

祭事班に在籍する数名の中から

ワシが一番言い易かったんかもしれん。

即答で『ワシに任せとけ」と返事した。

会議の資料などは幹事長の仕事で

当番の仕事とは会議後にある

懇親会のちょっとした準備じゃ。

ビールはこの間個人的に寄付した

歳暮にいただいたものがそっくり残っとる。

焼酎の4Lのものを購入、

あとはツマミ類じゃが、

わが家の買い物のついでに

別会計で保存会のオードブルなど

購入して集会所へ持ち込んだ。

開始時間の10分くらい前になると

続々と幹事連中が手に500円握ってくる。

この500円の範囲でツマミや酒を用意する。

これだけでは足らんので開業医をしとる

ドクターや自営業のワシなどが

お中元やお歳暮にいただいたものを

寄付してなんとか賄いできとる状態じゃ。

保存会として幹事会で購入する酒類は

発泡酒に安い4Lの焼酎じゃが、

お歳暮でいただいたビールはホンモノじゃし、

日本酒は吟醸酒、焼酎も720ｍｌの

銘柄ものじゃ。当然、こっちに人気が集まる。

無事、当番役を終えたワシは

ほろ酔い気分で前会長と歩いて帰った。

帰る道中も祭り談義に花が咲く。