夏休み、冬休み

夏休みに孫娘との知床の旅を申し込んだ。
北海道は広い、千歳から知床までの移動時間がもったいない。
そんなところに今朝の新聞で航空機をチャ-タ-して中標津空港まで飛び、
知床周辺を周るツア-の広告が新聞に出てました。

今までになかったプランなので人気なんでしょう、すぐに申し込んだのに
残席6つと言われた。出来ればフリ-プラン希望じゃが、
まず、飛行機と宿を確保するために申し込んだ。
アレンジできるかどうか、これから調査じゃ。

それとは別に、毎年、一家で旅行する正月旅行をまだ決めてない。
いつも連休までには決めるのに、今回はまだ決めかねておる。
毎年、わが家、息子一家、娘一家、それぞれ車で移動する。
だから近場の温泉が多かったんじゃが、今年もそうするか？

冬場なんで山越えの日本海側は今まで避けてきた。
雪が多いか少ないか予想がつかんので、どうしても安全策をとる事になる。
ワシとしては瀬戸内海の小さな旅館でも、美味しい魚を食べさせてくれるなら
それでエエと思うとるんじゃが、子供たちはどうなんじゃろ？

料理が美味しくて快適に過ごせる旅館であれば、
毎年、そこに決めてもエエんじゃない？
宿の方も毎年決まった客が来てくれるなら安心じゃろうし・・・
冬休みの旅先も今、一生懸命探しておるところです。

相続税

ゆんべは相続税をテ－マの税理士によるセミナ－に参加した。
ウチの母親が亡くなった頃の税制と今はかなり違う。
納税者にとって、かなり不利な税制改革じゃったのに、すんなり国会を通過した。
それは何故か？　これが消費税を対象にした税制改革だったら大問題になり、
国民の殆どが反対したであろうに、相続税の税制改革は何故受け入れられた？

それは納税対象者が少ないからじゃそうな。
ウチの母親が亡くなった時は基礎控除5000万＋1000万×相続人の数じゃった。
この時、対象者は国民の約4％じゃったんじゃそうな。
それが税制改革により、基礎控除3000万＋600万×相続人の数に変った。
それでも対象者は国民の8％にすぎない。

納税対象者が倍に増えたのに、国民はそれほど文句も言わずに受け入れた。
残りの92％の人は対象外なんで『我関せず』なのである。
この税理士さんはその点を最初に伝え、聴講生の心を掴んだ。

話し方も上手で分かり易く、要点をまとめた説明は
眠気も空腹感も感じさせず、あっという間に終わった。

後の高級料亭の食事も美味しかったが、
ワシには縁のない料亭と感じた。
白い服装をした料理人の男性がカウンタ－の中に数名、
ホ－ルにも２名、そして若く美しい女性が数名。
料理を運んでは、説明をしてくれる。
この人件費が払えるだけでも高級なんだろうと想像できる。

有名人もどんどん逝く

ジャ-ナリストの岸井さんが亡くなったのは寂しいね？
分かりやすい解説じゃったし、同感する事が多い方でした。

西城秀樹さん、星由里子さん、朝丘雪路さんと、われわれ世代に近い人たちも逝った。
朝丘雪路さんは自分とはそんなに年が離れとったんじゃ？　とビックリ！
星由里子さんもきれいなお姉さんで若大将シリ-ズをよう観に行ったもんじゃ。

有名人もどんどんこの世を去り、同級生にもチラホラ訃報が耳に入る。
そんなお年頃になってきたんじゃと感じるが、60代半ば、まだまだ若いとも思う。
昔ならこれくらいの年齢で亡くなったら、『そんなものか』と思うたかもしれんが
今は60代は若いもんね？　自分でも気持ち的にはまだまだ青春じゃ。

人にもよるよね？　同窓会でも先生？　と見間違うような輩もおる。
かと思えば、ワシらのようにロックンロ-ルを歌う者もおる。
ま、若い人から見たら一緒に見えるんかもしれん（笑）。

近所の人、知人、親戚の人、有名人、そして同級生と次々と亡くなっていくと
次は自分の番？　と考えるようになるんかと思うたら、全然じゃね？
自分だけは、まだ若い気でおるんが不思議よ（笑）。
『死』が近づいてくると、若い頃は怖いかも？　とか思うたが、
全然、怖くもないし、また自分の死期が近づいたとも思わん。

ま、いつ死んでも思い残すことは無いし、生への執着もない。
たぶん、さっさと閻魔さんの面接を受けに急ぎ足で行くんかも？

どこか美味しいところ

サラリ-マン時代の後輩が
『どこかこの辺で美味しい店知ってない？』と訊いてきた。
友人10名くらいで会食したいんじゃと言う。

高級レストランは知らんがB級の創作料理の店を２軒ほど紹介した。
あまり食べ歩きする方じゃないので、たまに付き合いで行く店じゃが、
誰を連れて行っても『美味しい』と言うてくれる店じゃ。

ワシは基本、女房殿の料理が美味しいと満足しとるんで家で食べる事が多い。
外食はそんな女房殿が忙しかった1日とか、お付き合いで仕方なく出かける程度。
それでも秋祭りの時に『花』をいただけるお店には必ずお礼と称し行くようにしている。
また、そのお店がどこも美味しいんじゃ。ひいき目でなく、ホンマに美味しいのよ。

日曜日の今日は3食ともわが家で食べた。
女房殿は大変かもしれんが、たまには一緒に連れて行くんじゃし許して貰わんと。

今日は庭木のコノテヒバとボケの木を散髪した歳、ボケのトゲが指に刺さり
指先が痛うて、夜、ギタ-の練習は短めにした。
すでに足腰、掌、腕の筋肉痛が来はじめとる感じで、立ち上がる時、足腰が痛い。

今日も一生懸命に生きさせて貰えた。
夕飯の前には毎晩、仏壇に感謝の気持ちを伝える。

わが家はイヌ派

ワシが生まれた時から、わが家には飼い犬が居る。
父親も母親も犬好きじゃったんじゃろうね？
ちゃんとした犬種も居ったり、雑種も居り、どの犬種が好きというこだわりはなかった。

一番古い記憶はシェパ-ドが檻の中で飼われてたのを覚えておる。
以来スピッツ、柴犬の雑種、など耳が立って、尻尾が巻いている犬が多かった。

ワシに子供が出来、小学生になった頃、迷い犬を連れて来て
『可哀想だからウチで飼ってほしい』と言われ
その犬を見て、わが家に相応しい犬ではないように見えたんで
『この犬は耳も垂れてるし、尻尾も巻いてないのでダメ。今夜だけ置いてやれ』
と伝え、翌朝になってみると・・・ナント！　耳が立っとるじゃあないか！
尻尾が巻いとるじゃあないか！

これにはビックリ！　
子犬がその会話を聞いて自分の意思でそうしたんか
息子と娘が何か小細工して、一時的にそう見えるようにしたのか
今となっては定かでないが、朝、それを見たワシハ許可を出すしかなかった。
ひょっとしたら耳の後ろに爪楊枝でも貼ってあったのか？
尻尾は釣り糸か何かで結んでたのかもしれん（笑）。

わが家で飼った最後の犬はビ-グルのメスで超おてんば娘じゃった。
女房殿の知り合いが飼っておったんじゃが、子供さんが犬の毛のアレルギ-で
飼えなくなったとかで、わが家にやってきた。

ワシは庭にコンクリ-トを打ち、その上にアルミ部材で高床式犬舎を作り
周囲をアルミフェンスで囲い、床にはアピトンフロ-リングを張り、
その上に小さな犬小屋をこさえてやった。

材料費は殆ど知り合いからタダで譲って貰ったハンパモノではあったが
床材などは正規のものを買い求め、何日かかけて作ったものじゃ。

夏の暑い日には犬は土に穴を掘って、その中で身体を冷やしていたのを考え
高床式の床下にはブロックで囲んだ地下室まで作ってやった。
地面のコンクリ-トには排水口まで作り、水洗い出来るようにした。

あくまで外で飼うつもりのワシに、女房殿、子供連合は
『せめて１歳になるまでは家の中に置いてやって』と懇願され
仕方なく受け入れたが、１年後には約束通り高床式住居に移っていただいた。

愛情を注いだ愛犬が死んで３年になるかも？
もう次を飼うつもりはなく、豪華高床式犬舎も解体した。