阪神淡路大震災より20年となりました。今回、神道青年近畿地区連絡協議会の呼びかけで、近畿の若手神職のおられるお宮では一千人の大祓と題し、黙祷後、大祓詞を奏上し、犠牲になられた方々の御霊の安らかなるをお祈り申し上げました。
当宮御旅社のご本殿においても同様に午前5時46分に1分間の黙祷の後、大祓詞を奏上致しました。
思い起こしますと震災の日、当地梅田では、神戸に比すればどうというほどの被害もありませんでしたが、近隣のビルでは窓ガラスが割れたり、地下街では漏水などの被害がありました。
当宮では社務所の屋根瓦が全てズレて、葺き直しする事になったのを筆頭に、御旅社の本殿御扉が若干歪んだ事と、末社の石灯籠が倒れるなどの被害があり、またお正月直後という事もあったので、本殿にお供えされていた奉献酒が倒れて割れるなどで、酒浸しになったのが記憶に残っております。しかし、本殿最奥にお供えされていた御神酒の瓶子は不安定な形状にも関わらず微動だにしていなかったのが今でも不思議に思うところです。
あの日からもう20年。記憶からも薄れつつある中、いま一度思い致して、いずれ起こるであろう南海地震などの次なる震災に備え、希薄になりつつある人と人との絆を大切にしてゆかねばならないと思う次第です。
当宮御旅社のご本殿においても同様に午前5時46分に1分間の黙祷の後、大祓詞を奏上致しました。
思い起こしますと震災の日、当地梅田では、神戸に比すればどうというほどの被害もありませんでしたが、近隣のビルでは窓ガラスが割れたり、地下街では漏水などの被害がありました。
当宮では社務所の屋根瓦が全てズレて、葺き直しする事になったのを筆頭に、御旅社の本殿御扉が若干歪んだ事と、末社の石灯籠が倒れるなどの被害があり、またお正月直後という事もあったので、本殿にお供えされていた奉献酒が倒れて割れるなどで、酒浸しになったのが記憶に残っております。しかし、本殿最奥にお供えされていた御神酒の瓶子は不安定な形状にも関わらず微動だにしていなかったのが今でも不思議に思うところです。
あの日からもう20年。記憶からも薄れつつある中、いま一度思い致して、いずれ起こるであろう南海地震などの次なる震災に備え、希薄になりつつある人と人との絆を大切にしてゆかねばならないと思う次第です。