あなたとお花と猫とエコと健康

日々思ったこと、見たことなどを書いています。

侮(あなど)るなかれ → おばあさんたち

2014-09-20 23:33:07 | 世相・政治他
私はひょんな事から、老人会に名を連ねることになりました
ちょっと「おばあさん」には早いのですが、って
もっと年が行っても、おそらく老人会なるものには、
正式には入らないではあろうと思います
私は、狼少年ケンの片眼のジャック、ひょうたん島のダンディ、
ムーミン谷のスナフキン、等が好きなものですから、
誰かとつるんで何かをするという事が生来苦手だからです

名前だけ連ねて会費だけ払って、一種の人数として
お役に立てば?という母に続いて、依頼されて入った老人会ですが
老人会の主な役員・会長を始めとして、皆様急にメンツが減ったり
足が弱ったり、病気になったりなど、会の運営が怪しげになり
どういうわけか、会長さんから、ほとんど面識もないわたくしに
電話がかかってきて、病院入院中の会長さんから、です
どういうわけか、会を進める為の要員として、はっきり言って
望まぬ働きをしなければならなくなりました
一時的なものと思いますが、そうでなければ困ります、が

で、会の会費を集めに回ったり、色々し始めたのですが
老人会のおばあさん、というか会員の方々と話をする内に
正直私は若造の?おバカ、という立場ではありますが、
私よりも上の年代というか、今のおばあさんたちの、、何というか
・・・筋の通った物の考え方というか、人間関係というか
観察眼の鋭さというか、人に対する扱いの「常識」とか「礼儀」とか
そういうものの凄さに出会い、(お)ばあさん恐るべし
(お)ばあさまたち侮るべからず、という境地に達しました

多少動きの悪い、少々皺のある、多少背の曲がった、
多少、足の不自由な、多少ぼーっとしているかに見える、
長らく生きてきた(お)ばあさん達のその心の中や頭脳
それを、見た目の多少の貧しさ?に比例しているかと思ったら?
それは大きな間違いでした

私達は、そういう年代の人達に育てられながら、
何気にゆるく育てられたに違いありません
なぜなら、彼女たちの「生きる上での厳しさ」を、その姿勢を、
しっかりとは受け取ってこなかったと思えるような気がしてきたからです
私達は、上の年代の方々のしっかりした生き方を
何とか受け継ぐことは出来なかったように思います
それは、人としての奥ゆかしさであり、人間関係における尊重であり、
謙虚さであり、相手に対する心の持ち様であり
しかも、それを持っているが故の厳しさであることに
気が付いたのです
つまり、私達の年代はその辺りが「ズボズボ」なのです
そういう躾をきちんとは受けて来なかったようにも思います
何故、そういう躾をなされなかったのか、
そこには、マスコミの影響とか、しばらく前にあった戦争とか
高度成長の世の中とか、色々な影響があったとは思われます
これら、人間関係を円滑にする為の作法、様式、その他は、
良くも悪くも、私達の年代で忘れ去られて行ってしまった
私はこのおばあさん達、年配の方と言っても
年代は70代後半から90代迄・・?
その方達から受け継ぐべきものを受け継ぐことはできなかった
多分・・、そんな気がします

私達が外から見て思う何倍ものことを、おばあさん達は思い、考えている
それを表に表さないから、私達はその事を知らないだけです
その事で、知り合いとちょっと最近話しましたが
私がこれらの事柄を話す前に、彼女は言いました
「◯◯さん(私の名)、あれ(あの人達)は、おばあさんではありません。」
私も同じ事を思っていました
「おばあさん達は、(見た目通りの)おばあさんではない」と


(猫も、そう言っています・・・)
コメント
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