シーズンも終了し、話題も無いので、去年使い始めたアーリーの感想など語ってみます。「聞きたくねぇか!」。(笑)
前回は、ヒラメ仕様にこだわって選んだけど、今回は、特にヒラメにこだわらず、取り込み時の安心感とキャスト時の爽快感に重きを置いて考えた。
それで、購入するにあたって今回求めたのは特に、この三つの要素。
1、価格は、3万円ぐらいまで。
2、95ft以上10ftまでのレングスで出来れば96ft。
3、出来るだけ、細めのティプで、尚且つトルクのあるもの。
以上の3要素を満たしそうなロッドで候補を絞った。
・がまかつ サーフショット99M
・がまかつ チータ96RR
・アピア レッドラインプレミアム TUNED95m
・ヤマガブランクス アーリー95MLRF
大本命は、レッドラインプレミアムだったんだけど、明日、注文しようと思って、仕様の最終チェックをした時、カーボン含有率に目が止まった。「99.6%この価格でこの含有率 大丈夫なのか」。あまりに高い含有量は、おそらくわが身を削りながらキャストを繰り返すはず。「やっぱ 怖い」。で、購入を断念。
次に気分が盛り上がったのが、サーフショット。仕様的には理想的。でもなんか、どうしてもデザインが気に入らない。多分、いい竿だろうけど、買ってもあんまり使う気にならないような気がして、これもパス。
チータRR95M「ん~んいい竿だ 文句は無い!」が、艶消し塗装がどうしても納得できない。なのでパス。
がまかつの竿。昔からどのジャンルの竿も「いいな 欲しいな」と思うんだけど、どうしてもデザインに納得がいかず、買ったことがあるのはグレ竿のみ。「デザイン頑張ってくれ~」。
で、消去法で残ったのがアーリーだった訳。正直、あんまり期待するところは大きくなかったんだけどね。パチンコで掴んだあぶく銭。早く使わないとなくなりそうで買ってしまったのよね。(笑い)
ようやく商品が到着して、開封 継いで見ると「んっ なんか短い」。
今使っている、ソルティクス フラットモデル93ftと並べてみると、何と1cm位短い。
全体を見た感じは、少しずんぐりむっくりで、腫れぼったい感じ。もっとも、これは、ショップで実物を確認済みだったからOK。
レングスの件も、メジャーで計ると表記通りの長さがある、ソルティクスが長いみたい。
で、本題の使用感だけど、まず、初めに感じたのは、「硬い」。
仕様の7~28gの適応範囲から想像していたのは、少しだれた感じの穂先のキャスト感だったけど、ほとんど曲がらない、ルアーウェイトを感じられない穂先にビックリ。
なので、ルアーとの相性が凄く出る感じ。「硬い」と感じるのに、なぜか、軽めの裂波は気持ちよく飛ぶし、今まで、回転してしまってキャストに難儀していたDフラットなんかは、狂ったように飛んでいく。
一方、良く飛ぶはずのヒラメミノーⅡは、今までの距離が全くでない。サイレントアサシンは、まぁ 普通に!。
どちらかと言えば、硬いイメージとは裏腹に、軽めのルアーの方が良く飛ぶ感じ。これは、仕様通りなのかも。
で、重量オーバーのアクシオンも投げてみたけど、何事も無く投げられます。もう少し仕様の幅を広くして表記しても大丈夫だと思うし、そのほうが良く売れるかも?。
あと、グリップがもう少し短くて細かったらいいんだけどなぁ。
なんか、不満ばっかりが先にたったけど、こいつの真価は魚を掛けてからにあるみたい。
レビューには大物が楽に取り込めた的なものが目に付くけど、確かにバットパワーはすばらしい。
魚を掛けても、やっぱり「硬い!」感じは拭えない。だけど、普通なら硬くて魚が暴れそうに思えるけど、なぜか暴れない。
シマノGEME1006では、その硬さゆえ、いつも魚は大暴れで不安に付きまとわれるもんなぁ。まぁ、何を投げても飛ぶし安心な竿だけどね。
アーリーは、最初から魚が観念して、スーと上がってくる感じかなぁ。かといって、綺麗にベントカーブを最初から描く訳でもなく、引かれた分だけ適切に曲がってくれる感じ。
これなら、サーフで掛けて、いつも難儀していたシーバスの取り込みも楽になりそう。
まだ、使い込んでないから、多くは分からないけど、使えば使うほど、秘めてるポテンシャルを引き出せそうな気がして、楽しみになってきた。
ヒラメの難しさは、掛ける事より、波打ち際の取り込みの難しさ、特に茨城県北部は、波が荒いしアゴが高いからね。この竿では、65cmのヒラメもあっさりずり上がったからね。
ヒラメ専用ロッドもたくさん出てきている昨今だけど、どちらかと言えばヒラメビギナーにお勧めのロッドかな。勿論エキスパートが使っても、なんか分けわかんなくて面白い竿だと思いますよ!。