今日は、津波に遭われた被災者のハウスクリーニングをしてきた。本来なら、自分の技術をボランティアとして活用できれば良いのだが、おいらもサラリーマン、社の命令にはそむけず、申し訳ないが有料でこなしてきた。やるせなさが募る。
それにしても、津波による被害というのは、家屋が幸い残ったとしても、素人には、到底復元できないであろう細かい粒子の泥がこびりつき、本当に厄介だった。この汚泥は、陶芸に使う粘土より細かい気がする。自然界でそうお目にかかれない代物だ。それらを、丹念に水とブラシでこそげ落としてゆく作業。あとにも先にも今回だけでいい。二度とこのような自然現象が起こらないことを祈るばかりだ!。
それから、日曜日に海を見てきた感想だが、ようやく本来の知っている海、慣れ親しんだ海に戻った気がしている。本来というのは、俺が知っている35年前ぐらいの海。もっとも、津波による侵食?で、砂浜はだいぶ無くなっていたが。
昔からの、深い 浅いのメリハリがあり尚且つ、不用意に海に入れば、命を奪う水深と迫力が復元されていた気している。
ここ2,3年の北茨城のサーフは、何度かここで書いたように、異様に浅く尚且つ横潮流が早かった。こんなことは35年ぐらい海と付き合ってきて初めてのことだった。だって、サーファーが50m位沖まで歩いていってエントリーしてたもん。
特に、去年の海は、俺の幼少期から近年にいたるまで見たこと無い浅い海だった。何人もの命を奪った波打ち際から急深のサーフが北茨城の海だったのに、堤防やら何やら人口建造物のせいで潮流が変わり近年の海になったのか、いや、沖提やら沖テトラは最近出来た訳でないし、何かが変だと思っていた。
が、これらの異常は勝手な想像だが、大自然の警告だったのかなぁ? なんて思っている。今回のことはそのリセット作用が働いたのかも・・・・・。そして海は本来を取り戻した。
それにしては、あまりに多くの犠牲、悲劇を伴ったが。そして今回、新たに放射性物質のおまけも付いてきた。
どうなる、今年のサーフ。それでも俺様は・・・・・。