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始原への旅立ち第一話大地の子エイラ、上中下を読み終わった。
ジーン・アウル作、中村妙子訳
昭和58年9月20日初版発行とある。
物語は洪積世後期の亜間氷期の人類の祖先を描いた壮大なものである。
作者の、多くの研究者の助言に基づいた膨大な資料と、深い洞察力により
ネアンデルタールと、クロマニヨンの出会いが現実のできごとのように
展開されていく。
生い立ちから成長過程が克明に描かれるストーリーに引き込まれ、
養い親の死により所属していた部族の地から旅立つところで第一話は終わる。
一字一句飛ばし読みできないと思わせる魅力的な創作劇が展開する。
全部で16巻というから、先はながい。
図書館で借り入れる際、手違いと思い違いで、最終巻の上中下を借りてきてある。
これも上中下巻の上中まで読み進んでいる。
なんとこの最終巻は訳者が白石朗とある。これも分厚いハードカバーでちょっと持ち運びはつらい。
2人の訳者が翻訳したジーン・アウル氏の大長編小説を読み終わるには時間がかかりそうだが
全巻読み終わったらこの場でご報告したいものだ。
これも朝の散歩で巡り合ったもので、こんな長い小説を最近読んだことがない私が、飛ばしたり
しないで、興味を持て読み進んでいる。
新刊ではないものは、簡単に図書館で借りられるのがうれしい。