お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
どちらも私の世界
お茶の子ワールドに遊びに来てください!

2022/06/24

2022-06-24 03:09:00 | Weblog
原田マハの「常設展示室」
常設展示といえば、今また話題になっている上野の国立西洋美術館の常設展を思いだす。草津から、できたばかりの信越新幹線を使って上京してきた彼女と、旧交を温めあったのがそこだった。その時は、単に駅から近くて高齢者無料だったからかもしれない。
 草津からこの本を、送ってもらってすぐに、前に読んだと思いだしたが、またまた引き込まれて読んだ。
それぞれが一枚の絵を、モチーフに書かれた6個の短編からなっている常設展示室という趣向である。
有名な絵を、文章で表現するという素敵な試みは、原田マハならではのものであろう。
彼女の文章表現で見た事のない絵が、生き生きと目の前にあるもののように感じる。
 視覚障害を持つ方とも、同じ感動が分かち合えるのではないだろうか。是非、読んで見ていただきたい。
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マンチュリアン・リポート

2022-06-24 02:28:00 | Weblog
昨年「蒼穹の昴」を読んでから「中原の虹」、「天子蒙塵」など、一連の中国清朝末期を舞台とした浅田次郎の作品に引き込まれた。
その、関連作品として挙げられているマンチュリアン・リポートだが、なかなか読む時間が取れなかった。
張作霖爆殺の真相の調査を、昭和天皇から密命を受けたという荒唐無稽さに加えて、張作霖を乗せて爆破された超豪華な機関車の独白という、素敵な夢物語は、小説家浅田次郎ならではの心温まるお話しだった。
改めて、日中戦争、太平洋戦争へ日本が戦端を開いていった過程に、無関心であってはならないのだとも思わされた。

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塩地蔵

2022-06-24 01:44:00 | Weblog
大師線という西新井から一駅だけの電車に乗って、西新井大師詣出をしてきた。
電車は緑色の車両2両編成、西新井駅から大師前駅までの2分間だけの運航だが、人は結構たくさん乗っていて、年間の乗降客はかなりな数字にのぼるという。
流石首都圏というべきか?
梅雨空の曇天に、鮮やかな紫陽花の際立つ季節のそぞろ歩きは幼い日を思い出すようだった。
埼玉県に住む同年代の従姉妹は西新井駅のある東部スカイツリーラインを、月に何度か勤務先まで利用しているとのことで、案内を引き受けてくれた。何年ぶりかで会った女2人は取り止めもないおしゃべりをしながら、立派な社殿ある庭をそぞろ歩いた。皮膚病の治療に霊感あらたかという、塩地蔵さんからお塩をひとつまみずつ頂いてきた。皮膚病が治ったらお塩を倍にして返すのが慣しということだ。
山門から出たところで、土産物屋のならぶ表参道があることに気付き、声を掛けてきた団子屋で草団子を買った。
孫見の家事だけで十分楽しいと思っていたが、ひょんなことでちょっとしたお出掛けができてしまった。

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