こんにちは。いつも見ていただいてありがとうございます。
投稿主の都合で、UPの間が空いてしまいましたが、また続けますので、よろしくお願いします。
学校の中のいろいろな分野の活動で、生徒指導の活動について記してきていたのですが、気が付けばもう少しで11月ですね。
そこで、先に11月の活動についてUPすることにしました。了承をお願いします。
1年生
二学期になってから2か月近くの時間が経過しましたが、生徒の様子はいかがでしょうか。適応的な生活ができているでしょうか。1年生はこのころからになると、それぞれの個人の持ち味や特性、能力の差等が現れてきます。多くの生徒が学校生活に適応して、それぞれなりに充実感を持って生活できるといいのですが、それが難しい生徒も現れてくるのが現実です。それぞれの生徒なりに目標や役割を考えて与えて、その実現に少しでも向かえるように気持ちを支える活動が必要と思います。細かい声掛けや促し、できたことはきちんと認めること、などが日常的に大切になると思います。それから、落ち込みそうな生徒を支えるのは学級の構成員の生徒の力ですから、学級の雰囲気もとても大切です。相互に親和的な雰囲気があって、豊かに交流できること、共通の目標等や学級の進むべき道がはっきりとしていること、自分勝手さが少なくて、協力的であること等がすべての生徒を支える力ですので、支援者は、そのことも自覚しながら集団の運営を行うのがよいと思います。リーダーの力も大きいです。複数の良きリーダーを育てる努力をしていくと、彼らが本当に力になってくれます。
個への支援と集団の扱い、両面からの工夫と努力が大切です。支援者は日常の忙しい生活の中で、以上を行うのですから大変です。時間がどれだけあっても足りません。まあ、あまり力みすぎると失敗しますので、可能な部分で工夫することでよいと思われます。
こんな感じで考えながら、前月に引き続いて、生徒が充実した学校生活を送れるようにしていきます。
それから先のことも少し頭の中においておく必要があると思います。中学生も高校生も、まだ自分なりの生き方を発見するのが難しくて、特に中学生は自分の生き方もふわふわな状態であると思います。
でも支援者としては、先のこともきちんと意識の中において、ある程度の期間を自覚して支援を行うのがよいと思います。
以前に書いてきましたが、進路指導の活動を少し思い出していただいて、生きることと職業の関係について考える機会を与える。誰か適当な人がいれば、「職業人に聞く」機会を持たせる。上級学校についての情報の収集を自分で行うように話しておく。呼び水として、多少、調べ方や資料を提供してみる、部活等の先輩等に進路のことを聞いてみるように促す、等々も行わせるのもよいと思われます。
今の生活と将来の生活が密接につながっていることを、生徒がきちんと意識できて自覚的に生活できるようにしていくことが大切なことと思われます。
支援者がいろいろな方向に目が向いていて、今のことから将来のことまで意識できていて支援が行われていると素晴らしいことと思われます。また、その面で、支援者が自分の中に多くの興味深い話題を持っていることも大切なことと思われます。生徒の心を刺激できる支援者でありたいと思います。
今回は時間の関係で、ここまでにさせていただきます。また続けたいと思います。よろしくお願いいたします。
前回の続きを加えてみたいと思います。
前回は11月の活動として、1年生のことを記してみましたが、今回は2,3年生のことを記したいと思います。
2年生
中学校でも高校でも、2年生の二学期は、大きな転換点になることが多い時期だと思います。
一年生のところで記したことと同様の部分が多いと思いますので、それを参照していただけたらと思います。
中学生の場合は、二年の二学期は、本当に転換点になることが多いと思います。いわゆる中二の壁があるのですね。
この時期までは何とか適応状態を保てていた生徒も、そこから外れそうになることが多くなります。各種の条件に恵まれて、心身共に健全に育ってきたと思われる生徒は、この後も、年齢的な不安や悩み等も感じつつも、それなりに成長していくことができます。特に目標意識等が本人の状態にあっていて、極端な高望み等でなければ順調に伸びていけると思います。このような状態の生徒に対しては、開発的な支援を中心にい行うとよいと思います。本人の精神的な状態や願望をきちんとつかんで、それを実現するための方法について、話し合いや情報交換を継続的に行いながら、生きる意欲を一層高めることが必要になると思います。
やはり、生徒の特性や内面状況をきちんと把握するための日常的な活動が一番大切になると思われます。この点では、生徒を放置ではなく、個別指導を必要に応じて適切に行うことが大切と思われます。干渉しすぎではなく、本人の活動を尊重しつつのかかわりになると思います。支援者がこの生徒をどのように伸ばしていこうかと考えをめぐらして、支援者の中に明確なイメージを持っていることが大切と思われます。
伸びるべき生徒が伸びていける学級の状態であると、学級の雰囲気がよくなりますので、一層の伸張の方向に全体が向かいやすくなると思われます。支援者の意識の度合いが試されるところでもあるかと思われます。
一般的な多くの生徒は、やはり全体の雰囲気に順応しますので、学級づくりは本当に大切と思われます。支援者と個々の生徒の人間関係がどのような関係になっているかで、学級は変わってきますので、そこを十分に考えて取り組むことが大切と思います。
生徒は正直で、支援者の心のありかやあり方はすぐに見抜いてしまいますので、支援者の方が心を整えて活動することが必要かと思われます。一般的な生徒を軽視するわけではけっしてないのですが、やはり多くの生徒は、まだ主体性が不足ですので、右往左往しがちです。そして、場合によると不適応の方に落ち込みかねない生徒も出てきます。特に問題のない生徒と見えていた個人も、青年期の変化や家庭的条件の変化で落ち込みの方向に動き始めることも多くあります。これを防ぐ手立てを行っていかないと、いつの間にか本人や似た特性を持つ生徒が落ち込みの方向に同時に進みかねません。観察を丁寧にきちんと継続的に行うことが必要かと思います。普段と違う様子等が見えたら、心の中に残して意識して観察を続けることが大切です。
昔あるところで、「咳一つで知れ、感受性」という言葉を教えられたことを思い出しました。咳一つでも意味するものがたくさんあり、その意味を感じ取れるようになることが必要と教えられました。感受性は本当に大切なことで、これを鋭くすることが支援者の必須の条件かもしれません。但し、神経質になりすぎるのも適切ではないことで、自然で素直な感受性が必要と言うことかと思われます。
多くの健康な生徒は、間違った支援等をしなければ自然に成長していきますので、それを基本にしながら、個別指導を必要に応じて行うことでよろしいかと思います。
さて、表現が適切でないかもしれませんが、いろいろな意味で特別な支援が必要と思われる生徒が存在するのも現実のことと思われます。学校の中には、非社会的な状態にある生徒、反社会的な状態にある生徒、障害を持つと思われる生徒等、いろいろな生徒がいます。これらの生徒の中に、状態が一層悪くなってしまう傾向が多くなるのもこの時期です。本人を取り巻く環境条件、生育の条件、発達特性等によって、不適応になりそうな生徒もいるのが現実です。
これらの生徒に対しては、担任等、個の支援者としては、やはり生徒を取り巻く条件を的確に把握することが必要と思います。そのためには、個別指導を含め、把握のかかわりを継続的に行うことと、地道ながらも可能な支援を続けることが必要と思われます。但し、支援者がバーンアウトしては困りますから、そうはならないようにすることです。
理解と共感、あるいは共感と理解を基盤において、それを基本としながら、まずは一層の落ち込みにならないようにできればよいと思います。支援者の姿勢や考えは必ず相手に伝わります。それは断言できることで、信じてよいことと思っています。可能なことで創意や工夫を行いながら支援を継続しましょう。
何だか意識論みたいになってしまいましたが、中・高、いずれでも以下のような具体的な活動を試みることも大切と思います。
二年のこの頃から、本格的に社会状況の理解を図る指導を行い今後の自己の方向性を真剣に考えさせます。話題も意図的に選んで話したり、職業講話等で、自己の進路目標を忘れないように指導しながら行事と学習の両立を目指すように促します。修学旅行等の機会を利用して、その意義や国際人としての条件について考えさせる活動も大切かと思います。
文が長くなりすぎましたので、今回はここまでにしたいと思います。見ていただきましてありがとうございます。
投稿主の都合で、UPの間が空いてしまいましたが、また続けますので、よろしくお願いします。
学校の中のいろいろな分野の活動で、生徒指導の活動について記してきていたのですが、気が付けばもう少しで11月ですね。
そこで、先に11月の活動についてUPすることにしました。了承をお願いします。
1年生
二学期になってから2か月近くの時間が経過しましたが、生徒の様子はいかがでしょうか。適応的な生活ができているでしょうか。1年生はこのころからになると、それぞれの個人の持ち味や特性、能力の差等が現れてきます。多くの生徒が学校生活に適応して、それぞれなりに充実感を持って生活できるといいのですが、それが難しい生徒も現れてくるのが現実です。それぞれの生徒なりに目標や役割を考えて与えて、その実現に少しでも向かえるように気持ちを支える活動が必要と思います。細かい声掛けや促し、できたことはきちんと認めること、などが日常的に大切になると思います。それから、落ち込みそうな生徒を支えるのは学級の構成員の生徒の力ですから、学級の雰囲気もとても大切です。相互に親和的な雰囲気があって、豊かに交流できること、共通の目標等や学級の進むべき道がはっきりとしていること、自分勝手さが少なくて、協力的であること等がすべての生徒を支える力ですので、支援者は、そのことも自覚しながら集団の運営を行うのがよいと思います。リーダーの力も大きいです。複数の良きリーダーを育てる努力をしていくと、彼らが本当に力になってくれます。
個への支援と集団の扱い、両面からの工夫と努力が大切です。支援者は日常の忙しい生活の中で、以上を行うのですから大変です。時間がどれだけあっても足りません。まあ、あまり力みすぎると失敗しますので、可能な部分で工夫することでよいと思われます。
こんな感じで考えながら、前月に引き続いて、生徒が充実した学校生活を送れるようにしていきます。
それから先のことも少し頭の中においておく必要があると思います。中学生も高校生も、まだ自分なりの生き方を発見するのが難しくて、特に中学生は自分の生き方もふわふわな状態であると思います。
でも支援者としては、先のこともきちんと意識の中において、ある程度の期間を自覚して支援を行うのがよいと思います。
以前に書いてきましたが、進路指導の活動を少し思い出していただいて、生きることと職業の関係について考える機会を与える。誰か適当な人がいれば、「職業人に聞く」機会を持たせる。上級学校についての情報の収集を自分で行うように話しておく。呼び水として、多少、調べ方や資料を提供してみる、部活等の先輩等に進路のことを聞いてみるように促す、等々も行わせるのもよいと思われます。
今の生活と将来の生活が密接につながっていることを、生徒がきちんと意識できて自覚的に生活できるようにしていくことが大切なことと思われます。
支援者がいろいろな方向に目が向いていて、今のことから将来のことまで意識できていて支援が行われていると素晴らしいことと思われます。また、その面で、支援者が自分の中に多くの興味深い話題を持っていることも大切なことと思われます。生徒の心を刺激できる支援者でありたいと思います。
今回は時間の関係で、ここまでにさせていただきます。また続けたいと思います。よろしくお願いいたします。
前回の続きを加えてみたいと思います。
前回は11月の活動として、1年生のことを記してみましたが、今回は2,3年生のことを記したいと思います。
2年生
中学校でも高校でも、2年生の二学期は、大きな転換点になることが多い時期だと思います。
一年生のところで記したことと同様の部分が多いと思いますので、それを参照していただけたらと思います。
中学生の場合は、二年の二学期は、本当に転換点になることが多いと思います。いわゆる中二の壁があるのですね。
この時期までは何とか適応状態を保てていた生徒も、そこから外れそうになることが多くなります。各種の条件に恵まれて、心身共に健全に育ってきたと思われる生徒は、この後も、年齢的な不安や悩み等も感じつつも、それなりに成長していくことができます。特に目標意識等が本人の状態にあっていて、極端な高望み等でなければ順調に伸びていけると思います。このような状態の生徒に対しては、開発的な支援を中心にい行うとよいと思います。本人の精神的な状態や願望をきちんとつかんで、それを実現するための方法について、話し合いや情報交換を継続的に行いながら、生きる意欲を一層高めることが必要になると思います。
やはり、生徒の特性や内面状況をきちんと把握するための日常的な活動が一番大切になると思われます。この点では、生徒を放置ではなく、個別指導を必要に応じて適切に行うことが大切と思われます。干渉しすぎではなく、本人の活動を尊重しつつのかかわりになると思います。支援者がこの生徒をどのように伸ばしていこうかと考えをめぐらして、支援者の中に明確なイメージを持っていることが大切と思われます。
伸びるべき生徒が伸びていける学級の状態であると、学級の雰囲気がよくなりますので、一層の伸張の方向に全体が向かいやすくなると思われます。支援者の意識の度合いが試されるところでもあるかと思われます。
一般的な多くの生徒は、やはり全体の雰囲気に順応しますので、学級づくりは本当に大切と思われます。支援者と個々の生徒の人間関係がどのような関係になっているかで、学級は変わってきますので、そこを十分に考えて取り組むことが大切と思います。
生徒は正直で、支援者の心のありかやあり方はすぐに見抜いてしまいますので、支援者の方が心を整えて活動することが必要かと思われます。一般的な生徒を軽視するわけではけっしてないのですが、やはり多くの生徒は、まだ主体性が不足ですので、右往左往しがちです。そして、場合によると不適応の方に落ち込みかねない生徒も出てきます。特に問題のない生徒と見えていた個人も、青年期の変化や家庭的条件の変化で落ち込みの方向に動き始めることも多くあります。これを防ぐ手立てを行っていかないと、いつの間にか本人や似た特性を持つ生徒が落ち込みの方向に同時に進みかねません。観察を丁寧にきちんと継続的に行うことが必要かと思います。普段と違う様子等が見えたら、心の中に残して意識して観察を続けることが大切です。
昔あるところで、「咳一つで知れ、感受性」という言葉を教えられたことを思い出しました。咳一つでも意味するものがたくさんあり、その意味を感じ取れるようになることが必要と教えられました。感受性は本当に大切なことで、これを鋭くすることが支援者の必須の条件かもしれません。但し、神経質になりすぎるのも適切ではないことで、自然で素直な感受性が必要と言うことかと思われます。
多くの健康な生徒は、間違った支援等をしなければ自然に成長していきますので、それを基本にしながら、個別指導を必要に応じて行うことでよろしいかと思います。
さて、表現が適切でないかもしれませんが、いろいろな意味で特別な支援が必要と思われる生徒が存在するのも現実のことと思われます。学校の中には、非社会的な状態にある生徒、反社会的な状態にある生徒、障害を持つと思われる生徒等、いろいろな生徒がいます。これらの生徒の中に、状態が一層悪くなってしまう傾向が多くなるのもこの時期です。本人を取り巻く環境条件、生育の条件、発達特性等によって、不適応になりそうな生徒もいるのが現実です。
これらの生徒に対しては、担任等、個の支援者としては、やはり生徒を取り巻く条件を的確に把握することが必要と思います。そのためには、個別指導を含め、把握のかかわりを継続的に行うことと、地道ながらも可能な支援を続けることが必要と思われます。但し、支援者がバーンアウトしては困りますから、そうはならないようにすることです。
理解と共感、あるいは共感と理解を基盤において、それを基本としながら、まずは一層の落ち込みにならないようにできればよいと思います。支援者の姿勢や考えは必ず相手に伝わります。それは断言できることで、信じてよいことと思っています。可能なことで創意や工夫を行いながら支援を継続しましょう。
何だか意識論みたいになってしまいましたが、中・高、いずれでも以下のような具体的な活動を試みることも大切と思います。
二年のこの頃から、本格的に社会状況の理解を図る指導を行い今後の自己の方向性を真剣に考えさせます。話題も意図的に選んで話したり、職業講話等で、自己の進路目標を忘れないように指導しながら行事と学習の両立を目指すように促します。修学旅行等の機会を利用して、その意義や国際人としての条件について考えさせる活動も大切かと思います。
文が長くなりすぎましたので、今回はここまでにしたいと思います。見ていただきましてありがとうございます。
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