植木屋を始めようと思った時、少な
くとも松の剪定が出来ないと話になら
ないと思って、あちこち松を見て回っ
たり本を読んでみたり、ネット情報を
調べたもんだ。
一番参考になるのはネット情報で、HP
やブログで植木屋の同業が上げる写真
と短い文字だけだった。
文字の一端にヒントがあり、剪定の基
本が分かっていれば、それで概ねが理
解できる。
松に関しては、書籍の類はそもそも商
売のネタは教えないという感じで現場
では全く役に立たない。
同業の職人も適当にやってるのが多い
から当てにならないし。
だから、剪定屋さんは自己流で剪定や
ってます。
剪定屋さんでは、経験上上等な手入れ
は出来ません。それを望む人には逢っ
たことが無いということもありますが、
基本を踏んでいれば手軽く済ませれば
結果として良いと思っている。
手軽くと言っても松はそれなりに手間
が掛かる。
ちなみに、松と言っても神戸の沿岸地
域では黒松が主体です。
個人宅には黒松がまだまだ植えられて
いて、それぞれに植木屋が入っていま
すが、自分で剪定する人もいる。
黒松は沿岸沿いに生える海の松。
夏場の水遣りは大切だ。
先日も黒松を剪定しましたが、庭木が
1本で1日仕事だ。
日暮れの早い冬の作業は急がれる。
先人は何故に松を好んで植えたのか?
面倒臭いんだけど。
ではでは。