新年を心新たに迎えるべく、自
身で書き起こした我が家の位牌を
作り替えた。
硯に向かうことしばらく、檜の短
冊に我が家名之霊位と書きしたた
める。ほのかに香る墨の香りを良
いものだと感じるのは、前世から
の縁だろうか。
そして、古い位牌は、昨日までの
ワシよ、「さらば」と言って、焚
火の中に放り込んだ。
仏具屋で作らせた高級彫り物だっ
たらこんな真似はできまいよ。笑
さて、今年も終わるが、世界はと
もかく、自分には淡々と過行く一
年で、世間とは違って風邪一つひ
くことの無い充電の一年だった。
今日は、大晦日。
店頭にはあらゆる食品食材が並び
一年で一番賑わう。
吾輩もその流れに沿って、いつも
より多めに飲んで食べる。それで
世間に金が回る。
モーリタニア産のタコがべらぼう
に高いが、目と鼻の先の明石海峡
産など店頭で見たことも無い。
豊漁なはずのブリも高いが、少し
だけ頂くとする。
多くの人が、来年は正念場だとい
うが、それはそれ。
皆様、良いお年をお過ごし下さい。
ではでは。