
剪定屋さんは、境界沿いに植木を植
えて欲しくないと常々言っています。
と言いますのは、隣地とのトラブルに
なりますし、植木の剪定でも困ること
が多く、また、石積やブロック塀が根
で押されてズレたり破損することも多
いからです。狭い敷地では汚水枡や雨
水桝の設備もあるので、これらの設備
が破損する場合や根が侵入して詰まる
ことさえあります。
自分の土地だし勝手だとの声もありま
すので、結局は後々困りますよと説明
して終えるしかありませんが、困って
から対処すると、業者も分かってるの
で高く付きますよという具合です。
掲題の写真は、木の根で押されて破損
したブロック塀ですが、手抜き工事で
はないかと思われる状況で、控え壁無
しの9段積なので、地震が来たら隣地
側に傾倒するかも知れません。
また、以下の写真ですが、震災後に控
え壁が作られたようですが、とりあえ
ず、こっちには倒れないでねという程
度の工事で、近く取り壊す予定です。
ちなみに、境界沿いにしか植木を植え
られないお宅は、幹の肥大しない低木
を中心に鉢植えなども考えましょう。
植える場合は、塀から30cm以上離
して植えましょう。
カシの木やシマトネリコ、モチ、ゲッ
ケイジュ、タイサンボク、クスノキ、
言い出したら切りが無いですが大きく
なる木は止めましょう。
ではでは。