枝が枝垂れる樹種がありまして、
観賞木として、その枝が枝垂れる様を
楽しむ庭木です。
種類としては、
枝垂れ梅、枝垂れ桜、枝垂れ柳、枝垂れ
紅葉などがあります。
枝垂れる様が重要なので、芯を立てて、
三方四方に枝を振り分け、全体として
三角錐となるように上段から垂れ下げて
段を違えて滝落ちの様に仕立てていく。
かくありたいのが理想です。
しかしながら、枝垂れ系の庭木は、外向
きに半円を描いて枝垂れさせる都合上、
樹体の幅を要するので、狭い場所では維
持管理がしにくい欠点があります。
狭いお庭にわざわざ枝垂れを持ち込む人
は多くて、結果として、まともな枝垂れ
は少ないように思います。植木屋でも困る
枝が絡んでグチャグチャの枝垂れ梅や桜は
特に手入れが必要な庭木です。
写真は枝垂れ梅。
ではでは。