
今年も10月に入り、あと三月でお
終いです。22日は天皇陛下が正式に
即位する。日本の神官長が変わるとい
う事だけど、未だに古代の殷の神事で
ある亀の甲羅焼く亀卜をやってるんだ
から大した継続性で驚きです。
さて、都会の植木屋・造園会社では
庭作りの需要が無くて、街路樹や公園
で剪定草刈りしてる所が大半です。
特に日本庭園なんて造る機会は減って
しまっていて、庭石=自然石の扱いさ
え出来なくなっていくように思います。
剪定屋さんも詳しくは知りません。
現代の庭石は、和風を強調できる地域
や物事で使われる資材と言って良くて、
もはや多くの日本人が誰も興味を示さ
ない限定商品で、石庭が好きな趣味の
世界、もしくは富裕層の娯楽と言って
いいでしょう。
今や普通の庭石や大きな庭石、灯篭や
塔に売却できる程の需要はありません。
たとえ無料であっても、運ぶのが大変
だから無料にはなりえない。
欲しい人に偶然出会えるなんてことは
まずないでしょうし、都会には資材を
沢山保管できる土地は無く固定資産税
も安くありません。
つまるところ、破砕してリサイクルさ
れるのが昨今の庭石の扱いなのです。
ところで、庭石の一番の問題は重くて
硬いことです。
普通の庭石の比重は2.5程ありますが
例えば、30cm立方体の石で約67
キロの重さになり、50cm立方体に
なると300キロ程になります。
ただ、庭石は切り出した奇麗な石とは
違って丸みがあること、種類と個体密
度が各々違うこと、風化した石表面と
内部の硬さが違う事で正確な重さは数
式通り量れませんので、計算値の8掛
けとしても重いものは重いです。
しかし、庭石を現地で割って小さくす
れば、手で運べて処分しやすくなりま
す。剪定屋さんでは、急ぎの作業でな
く時間を頂ければ、クレーンなど使わ
なくても、比較的お安く庭石処分しま
すよということなんですが、冬のお仕
事でお願いしたい所です。
全数撤去で100トンなんて気が遠く
なるので、まあ、小さいお庭に限りま
すが。
ではでは。