ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

船岡鉱山跡 孔雀石

2020-11-20 | 奇岩
~船岡鉱山跡を訪ねて~
園部町の中世の山城を巡っている途中に寄り道をした。
京都府下唯一の海底火山噴気鉱床が、園部町船岡大和谷に見られます。
中生・古生代の海底火山活動によって形成られたと云われている。
大和谷の源頭付近には江戸時代から明治、大正初期にかけ二次鉱物等を採掘されていたようです。特に明治から大正期は繁栄していた鉱山歴史が残る

さて、大和谷沿いを歩くと…「青緑色(孔雀石)」の石や岩石、「赤白珪石(岩)」等が目につく。
また鉱石を精錬した後に出る金糞・鉱滓(製錬のカス)も見られ、一部、この大和谷で精錬していたことがわかります。
谷を登りきると大小の坑口がポッカリとあいている。ズリ場には孔雀石など鉱物採集可です。地元の小学校では地域を知る授業として鉱物採集もしているようですね。
間歩の上は落葉の雑木林で開けています。

<坑口が五か所あり。前は鉱石のズリ場となっている。…>


<坑道内は危険なため、調査せず。横2メートル、高さ1メートルの坑口、入口には赤白珪石や青緑色(孔雀石)が…>


<珍客に…突然、坑道内からタヌキが姿をだす。坑内で棲みついているようですね>


<孔雀石>


<金糞・鉱滓(製錬のカス)


<赤白珪石、鉄分を多く含んだチャートと、白い石英とが混ざっている珪石。耐火煉瓦の原料に使われます。酸化鉱物の仲間>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。